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2019年10月

2019年10月15日 (火)

上流にはダム、中流には調整池、下流には貯水槽

今度の台風では、大雨による川の氾濫が大きな被害をもたらした。

神奈川県~東京都~埼玉県の西側に進路をとった。

被害の中心は河川の堤防を越えた(あるいは決壊した)ものである。

台風が去った後も、雨だけは山から川に流れ、堤防を破壊し、人間の集落を襲う。

治山治水は政治の根幹と言われて久しい。

上流では、山間部の樹木による吸水能力も低下している。

中流では、川幅は狭く、大雨に対応する余裕が無い。

下流では、都市部の水害対策が急務だ。

忘れがちだが、河川の治水対策は、次の三つしかない。

上流にはダム、中流には調整池、下流には貯水槽。

である。

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2019年10月14日 (月)

視聴に値しない、予算委員会議論だった

◆予算委員会

先週の木・金は、衆議院予算委員会のTV中継があった。

暇だったので、読書の合間に、少しだけ視聴した。

久し振りの割には、論点がハッキリしない。

モリ・カケ、忖度、総理のお友達・・・などの「流行語大賞」狙いの「ネタ」に不足しているせいか?

◆全体として、低調なもの

スキャンダル追及専門の議員はヒマそう。

閣僚のスキャンダルが、少ない為か?

関西電力の不祥事があるが、安倍内閣のスキャンダルに結び付けるには、無理筋である。

たまに、野党席から聞こえる大袈裟な「エエ―ッ」の野次も、心なしか弱々しい。

◆萬年総理候補の岸田氏

まず、与党・自民党であるが、「萬年総理候補」と言われる岸田氏。

NHK日曜討論にも出演していたが、慎重な物言いで、失言こそしないが面白みに欠ける。

中味がどうこう・・・、というよりは、スローテンポの話し方が、討論番組では噛み合わない。

例えば、橋下徹、小泉進次郎とは対極の「喋り方」である。

◆ポスト安倍が見当たらない

いつまでも、「萬年総理候補」と言われる所以ではないだろうか?

有力な、ポスト安倍(総理)が、見当らない・・・。

与野党共に(マスコミも)、安倍総理は傑出した政治家であることを素直に認めるべきだ。

◆野党のスキャンダル探し議員

次に、野党の方だが、相変らず、スキャンダル探しオンリーのバカ議員が多い。

辻元清美などは、「反日」の仮面の裏側に、世俗の垢にびっしり汚れた感が強い。

あそこまで行くと、もはや政治倫理という薬剤による「自己洗浄」は不可能である。

その中で、少しマトモに聞こえたのが、玉木氏と、前原氏である。

◆玉木氏は、少しマトモだったが・・・

玉木氏は、茂木大臣との「日米交渉の文書」論争で、英語が堪能であることを、自慢していた。

だが、実際の政治外交の力学を分かっていないようだ。

分かっていても、認めたくないのかも知れないが・・・。

◆前原氏は、言うだけ大将

前原氏は、「日本の安全保障」の議論で、傾聴に値する有意義な議論をしたと思う。

だが、しかし、青年の主張のように、「言うだけ大将」は相変わらずである。

その点では、山本太郎と同類である。

要するに、前原氏は、政治家としての覚悟が感じられないのである。

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2019年10月11日 (金)

≪漢詩鑑賞≫商山の路にて感あり

白居易、字は楽天。中唐の大詩人である。

代表作の『長恨歌』は、白居易35歳の作。

玄宗と楊貴妃の悲恋を詠った官能的な長編詩である。

ここでは、『商山の路にて感あり』(五言律詩)を鑑賞する。

前々年、六年ぶりに戻った朝廷は、宦官の支配下にあり、大臣たちは政争に明け暮れていた。

失望した白居易は、自ら外任を希望し、杭州の刺史となった。この詩は、赴任の途中、宿舎の壁に書きつけたもの。

白居易51歳の作である。

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商山の路にて感あり

憶昨徴還日 憶う昨徴(め)し還さるるの日

三人帰路同 三人帰路同じくす

此生都是夢 此の生は都(すべ)て是れ夢

前事旋成空 前事は旋(たちま)ち空と成る

杓直泉埋玉 杓直(しゃくちょく)は泉に玉を埋め

虞平燭過風 虞平(ぐへい)は燭(しょく)風を過ぐ

唯殘樂天在 唯楽天を残して在り

頭白向江東 頭白くして江東に向かう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

思えば昨年都に召還されたとき

三人とも同じ道を通って帰った

人生すべて夢のごとく

過去はたちまち虚無となる

李建(字は杓直)は、死者の地(黄泉)にその才能を埋め

崔韶(字は虞平)は、灯が風に吹き消されるように、はかなく死んでしまった

三人のうち、ただ私だけが寂しく生き残って

白髪の老いの身を、新たに任ぜられた江東の地へと運ぶ

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2019年10月 4日 (金)

読書の秋

◆月日は百代の過客

松尾芭蕉の『奥の細道』を読んでいると、美文に出逢う。

勿論、最初の書き出しは、言うまでもない。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。

それ以外でも、次は美文だ。

秋風に耳を残し、もみぢを俤(おもかげ)にして、青葉の梢猶あはれ也。

◆悲惨な旅

旅行記と言えば、ロマンチックだが、江戸時代の旅は、実際は悲惨だ。

「蚤(のみ)虱(しらみ)馬の尿(ばり)する枕もと」

芭蕉の風雅は、蚤虱馬の尿、を経験した後の生き様でもある。

凄いの一言である。

◆「幽玄」「物真似」の本義

世阿弥の『風姿花伝』も、面白いので、並行して読んでいる。

「物真似」の本義に於いて、老人についての記述がある。

老人の物まね、この道の奥儀なり。(中略)およそ、老人の立ち振舞、老いぬればとて、腰・膝を屈め、身を詰むれば、花失せて、古様に見ゆるるなり。

このような芸術表現論は、一読では分からないが、分からないなりに味読をしている。

◆並行読書法

それらと、並行して森鴎外の小説『青年』を読んでいる。

現在、三冊の本を並行して読んでいる。

これは珍しい読書法ではなく、私の様な気まぐれな初心者には、適したものだと思う。

小中学校の週間時間割では、英・数・国・理・社の如く「並行学習法」である。

それに、小林秀雄は、「乱読は発想を自由にする」と言って居た。

楽しい、「読書の秋」である。

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2019年10月 1日 (火)

消費税10%の初日に、千葉の街を徘徊する

◆消費税を気にする

消費税が今日から10%になった。

午前、行きつけの歯科医院に行って、月一回のケアをしてもらう。

受付で、1100円払って、領収書をもらう。

普段なら、気にもしないが、今日は領収書の内訳をよく読んでみる。

だが、消費税の文字が、どこにもなく、項目と点数が書かれているだけ。

そして、次のような説明が書かれていた。

※厚生労働省が定める診療報酬や薬価等には、医療機関等が仕入れ時に負担する消費税が反映されています。

「仕入れ代には掛かっているが、顧客患者の支払う代金には、内税として消費税が含まれていない。」

という理解で良いのか?

よく解らない。よく解らないが、前回と同じ値段だったので、難しい事を考えない事にしよう。

◆楽しみは、入浴

その後、メガネドラッグで、眼鏡の無料洗浄をやってから、会員制スポーツジム「ぜクシス」に行く。

汗もかかない軽い筋トレのあと、入浴する。

老人の、スポーツジムに行く一番の目的は「入浴」である。

今更、筋肉を鍛えたってアスリートにはなれない。

「無理な運動は体に毒」「年寄りの冷や水」である。

だから、それより少し体を動かした後、「入浴」するのが楽しみだ。

◆うどん好き

腹が減ったから、駅ビルのフード・コーナーに行く。

丸亀うどんが大勢並んでいた。

見ると、OLやら主婦やら女性が多い。

「毎月1日は、釜茹でが半額」と言うのが理由で、実際140円の昼食と相成る。

さすがに、女性は経済観念が発達しているようだ。

うどん好きの私は、トッピングを色々付けて、500円程度になった。此れでも十分安い。有難い。

◆面倒くさい話

そのあと、ブラブラ地下の売り場を徘徊する。

軽減税率のため、食料品は、8%据え置きの筈だ。

だから、何時もとだ値段は変わりない筈だが、気のせいか人は疎らに見える。

「ペリエ(JRE)カード」と「スイカ」で支払いを済ます。

消費税は気にしない。

消費税問題で、私もまだ分からないのは、「カードクレジット決済で5%還元」という奴の手続きである。

面倒くさそうだ!荻原博子の「節約術」の解説のように面倒くさい。

大体、役所の考える「消費者還元」は、手続きが面倒に出来ている!

手続きに大変な労力を要する。

たった、二千円程度の医療費還元のために、やれ領収証を添付しろだの、申請書を送れ」だの繁雑だ。

最初から、健康保険証を確認した段階で、還元する分を差し引いて、医療費を支払えば済むではないか?

一枚のカードで、全て済むのが理想だ。

◆高齢者には不利だ!

これでは、手続きする者と、手続きしない者(できない者)との差が生じる。

手続き出来ない者は、独居老人などだ。

高齢者は、その点で不利になる。(私も高齢者の一人だ!)

駅前では、共同募金をやっていたが勢いがない。

特に、消費税には関係なく、買うモノ、買いたいモノもない。だから・・・

家に帰ってテレビを観る。

「消費税10%初日」「レジは混乱」とアナウンサーが言っていたが、騒ぐほどの「混乱」ではない。

経済評論家の(すっかりスリムになった)森永琢郎が「景気は間違いなく減速する」と、薄笑いを浮かべて言っていた。

野党も、評論家も、「安倍政権批判」だけで、責任が無いのだから、呑気なものだねえ。

どうも、複雑な「還元制度」は、年寄りには不利に思える。

政治家も役人も、もっと高齢者の立場で、物事を考えて欲しいものだ。

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