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2019年2月17日 (日)

私の様な老人の読書について

◆視力の低下
私は、最近殆ど書物を読まない。
齢と共に視力が悪くなったせいか、半時間も読んでいると眼球が疲れてしまい、活字が霞む。読書の知的楽しさに正比例して、肉体(眼球)の苦痛である。
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◆活字が小さいのは敬遠
それ故、本屋で宛てもなく書棚を眺めて、老人のように徘徊し、タイトルが面白いので手に取って数ページ開いてみる。
だが、活字が小さいのは、即刻敬遠するのが習性である。
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本を選ぶ基準
読む本を選ぶ絶対的な基準は、一つ、活字が大きい事である。それ以外は読書の基準はなく、私の読解力でも理解できるモノを選ぶ。
最近読んだものでは、『日本国紀』(百田尚樹書・幻冬舎)は、活字の大きさも適当で読みやすいし、歴史の年号も、西暦と共にに日本独自の元号が記されているので、この配慮は有難い。
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◆元号の効果
例えば「保元の乱」「文永の役」「弘安の役」「元禄文化」などの時代背景が理解しやすい。これが西暦だけでは、「イイ国(1192年)つくろう鎌倉幕府」のように単なる「丸暗記の歴史」に陥るが、建久3年(1192)と書くと「国史」となる。
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◆雁(森鴎外)
昨日、『雁』(森鴎外・新潮文庫)を家で読んだ。コーヒーを沸かし、YouTubeでクラシック音楽を聴きながらの至福の時間である。
この本は、活字の大きさは何とかセーフである。私の「読解力」の点では、難解な語彙には「注解」が用意されていて辞書を引くように読み進み、難しい漢字には漢字「ふりがな」があるので、ゆっくり読んだ。
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◆文豪の語彙力
その作業は、素養の無い私にとって苦痛だが、漢字の勉強をするように
読み進めていくうちに「苦痛」を超える面白さがあるので、最期まで読み終える。
文豪・森鴎外の語彙力には驚くばかりだ。例えば、煙草の喫煙について、次のような様々な表現がある。タバコを呑む、喫(の)む、飲む、など兎に角、漢文の表現が豊かで、その時代(明治13年が小説の時代設定)の背景が、街や人物の様子が浮かぶ。
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◆最後まで読む
森鴎外の小説は、推理小説の種明かしのように最期まで読まなければ理解し難いようだ。
「物語の一半は、親しく岡田に交って見たのだが、他の一半は岡田が去った後に、図らずもお玉と相識になって聞いたのである。」「只僕にお玉の情人になる要約の備わっていぬことは論を須(ま)たぬから、読者は無用の憶測をせぬが好い」と結んでいる。
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