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2018年8月20日 (月)

≪漢詩鑑賞≫旅夜書懐(杜甫)

杜甫の名作。
星垂れる・・・
月湧く・・・
このような表現は、漢詩ならではのもの。
✰・・・…☆……☆……☆
旅夜述懐(旅夜懐を書す) 杜甫
細草微風岸 細草微風の岸
危檣獨夜舟 危檣(きしょう)独夜の舟
星垂平野濶 星垂れて平野濶(ひろ)
月湧大江流 月湧いて大江(たいこう)流る
名豈文章著 名は豈(あに)文章にて著われんや
官應老病休 官は応(まさ)に老病にて休むべし
飄飄何所似 飄飄何の似たる所ぞ
天地一沙鷗 天地の一沙鷗(いちさおう)
・・・・・・・・・・・・・・・
小さな草(細草)が、かすかな風(微風)にそよいでいるこの岸辺
わたしは、帆柱が高くそびえた(危檣)船で、独り眠られぬ夜(独夜)を過ごす
星は広々とした平野(平野濶)に、低く垂れるように輝き
月影は水面にわいて、波を輝かせながら揚子江(大江)は流れる
人の名声というものは、文学などによってあらわれるものではない
そうとはいえ、官吏としての勤めも、年老いては辞めるのが当然の事なのだ
飄飄と漂泊の身はいったい何に似ているのだろうか
果てない天地の間を飛び回る一羽の砂浜のかもめのようなものだ
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