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2017年3月 1日 (水)

≪漢詩鑑賞≫黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る

李白の名作・七言に絶句の一つである。

この詩は、別離の寂しさを表現したにとどまらない。

親友孟浩然が、雄大な長江を下っていく情景が、それを消えるまで見送っている李白の気持ちが、ゆっくりとした動画の様に描かれている。

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黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る

故人西辞黄鶴楼  故人西のかた黄鶴楼(こうかくろう)を辞し

烟花三月下揚州  烟花(えんか)三月揚州に下る

孤帆遠影碧空盡  孤帆(こはん)の遠影碧空(へきくう)に尽き

唯見長江天際流  唯見る長江の天際(てんさい)に流るるを

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我が親友(故人=古馴染みの友人),孟浩然君は、この西の黄鶴楼に別れを告げて(辞し)

春、花霞(烟花)の三月に揚州へ舟で下っていく

楼上から眺めると、たった一つの帆かけ舟(孤帆)のかすかな姿(遠影)が、青い空(碧空)に吸い込まれて消え(尽き)

あとにはただ長江の流れが天の果て(天際)へと流れてゆくばかりである(唯見る)

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