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2016年12月28日 (水)

≪漢詩鑑賞≫飲酒(陶淵明)

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今年も残り僅かの日々となりました。

≪大窪由郎のブログ≫に、訪問頂き有難うございます。

来年もよろしくお願いします。

☆……☆……☆……☆……☆……☆

廬(いおり)を結んで人境に在り

而も車馬の喧(かまびす)しきなし

自分は隠者の暮らしをしていて、粗末な家を人里の中に構えている。人里に住んでいれば、車や馬の往来がやかましいはずだが、やかましくないのである。

君に問う何ぞ能く爾(しか)るやと

心遠ければ地自ら偏(へん)なり

君に聞くが、なんでそんなことができるのか?心が人里から遠ければ(心が俗世間から遠ければ)地は自然とへんぴになるからだ。

菊を東籬(とうり)の下に采(と)り

悠然として南山を見る

折しも晩秋の季節で、ちょうど菊の花が咲いている。その菊の花を東の籬(まがき)のもとでとり、悠然として南の山(廬山)を見る。

山気(さんき)日夕(にっせき)に佳く

飛鳥(ひちょう)相与(とも)に還る

山の方では、夕暮れの霞がたなびいており、その霞の中に吸い込まれるように、鳥が連れ立ってねぐらへ帰っていく。

此の中に真意あり

弁ぜんと欲すれば已に言を忘る

このなにげない情景、この中にこそ人生の真意がある。この真意とは何ぞやなどと、説明しようとすると、途端に説明すべき言葉を忘れてしまう。

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