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2016年10月10日 (月)

≪漢詩鑑賞≫山海経を読む(陶淵明)

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役人生活に希望を失った陶淵明は、41歳の時、田園に帰り、隠者として遊び、深い趣のある詩を数多くうたった。

『飲酒』(廬を結んで人境に在り、而も車馬の喧しき無し・・・・・・)、『園田に帰る』(少にして俗に適する韻無く、性本邱山を愛す・・・・・・)、『諸人と共に周家の墓の拍の下に遊ぶ』(今日天気佳し・・・・・・)など、晴耕雨読の生活をうたったものが多い。

『山海経(せんがいきょう)を読む』も、隠居暮らしの真髄を描写しているようで、陶淵明の世界観に引き込まれていくようだ。

☆……☆……☆……☆……☆……☆……☆

山海経を読む

孟夏草木長  孟夏草木長じ

繞屋樹扶疏  屋を繞(めぐり)て樹扶(きふ)疏たり

衆鳥欣有託  衆鳥託する有るを欣(よろこ)

吾亦愛吾廬  吾も亦吾が廬を愛す

既耕亦已種  既に耕して亦已に種(う)

時還讀我書  時に還た我が書を読む

窮巷隔深轍  窮巷(きゅうこう)深轍(しんてつ)より隔たり

頗回故人車  頗(すこぶ)る故人の車を回(めぐ)らす

歓言酌春酒  歓言して春酒を酌み

摘我園中蔬  我が園中の蔬を摘む

微雨従東來  微雨東より来り

好風輿之倶  好風之と倶(とも)なう

汎覧周王傳  汎(あまね)く周王の伝を覧て

流観山海図  流(あまね)く山海の図を観る

俯仰終宇宙  俯仰(ふぎょう)して宇宙(うちゅう)を終う

不楽復何如  楽しからずして復何如(いかん)ぞや

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