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2016年9月10日 (土)

宗教と政治(3)

◆どの政党と組むか?

創価学会政治部として、誕生した公明党は、当然ながら暫くの間、野党だった。

当時の野党は、(今と違って)共産党とは一線を画していた。

即ち、一時期の社公民路線(社…社会党、公…公明。民…民社党)がそれである。

だが、選挙制度が『小選挙区』に変わることで、社公民路線から、非自民勢力の結集を経て、自公路線への志向に変わっていった。

要するに、政治信条・政策の「整合性」ではなく、選挙区の「事情」が原因である。

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◆与党バスか、野党バスか?

因みに、当時の民社党も、社公民路線と自公民(あるいは自・民)路線の対立があった。

公明党にとって「最重要課題」は、母体の創価学会(宗教法人)の認可権者である東京都で、与党である事は、死活問題である。

それ故、最低でも、東京都では与党でなければならない。

公明党の場合は、「与党バス」に飛び乗った。

だが、民社党の場合、母体が連合であるので、「野党寄合バス」に乗った。

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◆宗教の政治接近

宗教は、本来、形而上学の世界で、心の安寧(悟り・人間修養)を扱うものである。

それ故、宗教家は、総じて、極めて現実世界で、利益を求める政治には疎い。

現実世界での解決策は、「祈る事」しか方法がない。

新興宗教は、概ね「その認可基盤」の弱さがある。

だから、自民党の傘下にあった。

お互い、持ちつもたれていた。

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◆民主党政権の誕生の背景

しかし、創価学会の「自民党」接近に、他の新興宗教は危機感を感じた。

民主党政権が誕生した背景には、創価学会以外の宗教団体の集票活動があったと言われている。

自公政権に対する「反発」は、エネルギーとなって、民主党鳩山政権を誕生させた。

つまり、公明党=創価学会への「反発」が源泉である。

宗教家は、政治はシロウトである。

政治家が宗教団体に、「白地開拓」のように接近するのは、票が欲しいだけの事でる。

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