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2016年9月 8日 (木)

宗教と政治(1)

◆「心の不安定」が信者数を伸ばした

新興宗教という言葉がある。

既成仏教各派に対して、戦後、新憲法の「信教・良心の自由」によって、急激に信者数を伸ばした。

何故、あの時期、信者数を伸ばしたのか?

戦後の混乱期という「心の不安定」が、そうさせたと思う。

☆……☆……☆……☆……☆

◆信仰心の力で、病気は治せる?

50年以上も昔、近所に40代の母親が病気で、床に臥せっていた。

毎日、その病気の母親の家からは、「南無妙法蓮華経」の念仏が、繰り返し聞こえていた。

近所の信者が「その母親の病気を治す」ために集まっていたのだろう。

だか、病気が重篤になるのと比例して、念仏の音量も大きくなっていった。

「信仰心の力で、病気を治せる」と信じていたのだろうか?

☆……☆……☆……☆……☆

◆新興宗教に対する原体験

やがて、可哀想に、その母親は、亡くなった。

詳しい事は、分からないが何故、「病院」にて治療をしなかったのか?

何故、重篤な病人の耳元で、大音量で念仏を唱えたのか?

あれでは、治る病気だって治らない。と、子供ながらに私は感じた。

その宗教に対する嫌悪感である。

それが、新興宗教に対する原体験だった。

☆……☆……☆……☆……☆

◆胡散臭さ

新興宗教の持つ胡散臭さは、ある程度、どの新興宗教にも共通していた。

胡散臭さとは、「身内の病気」などの「人の弱み」「人の不幸」に付け込んで、勧誘する有力な方法である。

そういうのは、宗教ではない。

と言えるのだが、イザそういう境遇になると、すがりたくなるのも人間の弱さかもしれない。

☆……☆……☆……☆……☆

◆宗教の源泉

新興宗教という意味では、飛飛鳥・奈良時代、日本に広まった仏教各派も古来の神道に対しては、新興宗教である。

当初の仏教は、天台宗を始め、経典を読むという学問的な色彩が強く、各宗派は、○○学派でもあった。

やがて、世の混乱と共に「末法思想」が蔓延り、「往生する」ことを、宗教に求めた。

「ひとの弱み」「人の不幸」が、宗教の源泉となった。

最近、新興宗教の信者数が、減少しているというのは、社会が安定してきている為であろうと思う。

(つづく)

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