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2016年9月15日 (木)

「安全神話」の前に、「情報公開」の徹底を!~豊洲新市場問題

連日、豊洲新市場の問題が、メデイアで取り上げられている。

問題を整理すると次の通りである。

①当初の構想では、「ある筈の無い地下の空洞」が、いつの間にか建物の下に出来ている。

②当初の「専門家会議」「技術者会議」では、地下空洞は「必要なし」という提言で終了した。

③この設計変更は、何時、誰の指示で、どのような理由で行ったか?

④地下空洞にある「水溜まり」の正体は何か?安全か?

こうした問題は、(東京都職員に悪意は無いという)性善説に立てば、情報公開によって、解決する。

また、そうであるべきだ。

小池知事は、都職員幹部に「宿題」を与えて、リオに発った。

「(豊洲移転問題を)食の安全という観点から立ち止まって、予断を持たず検討する」と、公約した事は、(基本的に)正しい決断だった。

そうでなければ、「食の安全」という日本のブランド価値が崩壊するからである。

ところで、今朝のテレ朝で、玉川氏が、「卸業者と都職員の会話」の録音テープを取り上げていた。

業者の認識は「高床」式というもので、都職員の「地下空間」とはズレていたというものだという。

これに対して、都職員幹部は次のように答えている。

「土壌汚染対策は、万全だ」「だが、念には念を入れて、イザという時の為に(地下空間は)ある」

これに対して、玉川氏は「土壌汚染対策は万全ならば、(地下空間は)必要ない」「土壌汚染対策に問題があるという事だ」と、力説していた。

これは、次の点で、玉川氏が間違っている。

①地表にせよ地下にせよ「安全な場所」など、どこにも存在しない。天文学数量の意味で、「安全」かどうか?ではなく、「安全基準」を遥かに下回っているか?どうか?である。

②あの「地下空間」が適切だったのかどうかは別にして、「念には念を入れて」という発想は正しい。予期せぬ出来事に対応できる事と、数量の変化を常にモニタリングし、メンテナンスすることは全く正しい。

従って、「土壌汚染対策に問題がある(欠陥だらけ)」というのは間違いである。これは、原発の「安全神話」と同じ誤謬である。

※原発の「安全神話」というのは、原発反対の人々のロジックである。

即ち、原発は「危険だ!」。若し「安全」なら安全対策メンテナンスにお金をかける必要が無い」というもの。東電はじめ電力会社は、反対運動のロジックに陥り、「情報公開」「念には念を入れた」メンテナンスを怠った。

玉川氏の発言は、「安全神話」の誤謬であり、「風評」の端緒となりかねない。

食の安全には、「神話」は、必要が無い。

必要なのは、徹底した「情報公開」であり、その上で「安全基準」をクリアしているか、将来にわたって「安全」を確保する為の科学的・技術的方策である。

大前提として「情報公開」が大切である事は、言うまでもない。

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