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2016年7月 8日 (金)

≪漢詩鑑賞≫春夜落城に笛を聞く(李白)

李白は杜甫と並んで中国を代表する大詩人である。

杜甫の「詩聖」に対して、「詩仙」と称されていた。

また、杜甫の「律詩」に対して、「絶句」に秀でていた。

この詩(七言絶句)は、李白34~5歳のころの作と言われている。

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春夜洛城に笛を聞く

誰家玉笛暗飛聲  誰が家の玉笛(ぎょくてき)か暗に声を飛ばす

散入春風滿洛城  散じて春風に入って洛城(らくじょう)に満つ

此夜曲中聞折柳  此の夜曲中折柳(せっちゅう)を聞く

何人不起故園情  何人(なんびと)か故園(こえん)の情を起さざらん 

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どこの家で、だれが吹く笛の音(玉笛=美しい笛))であろうか、どこからともなく(暗に)聞こえてくる。

その笛の音は春風に乗って洛陽の町の隅々まで響きわたる。

この夜、吹く曲の中で、別離をうたう折楊柳の曲を聞いたが

この曲を聞いて、いったい誰が故郷を思う切ない気持ちを起こさないものがあるだろうか。

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洛陽  

洛陽城。唐代は西都長安に対して東都(副都)といった。

折楊  

「折楊柳」という曲名。古来、旅立つ人を見送る時、楊柳の枝を折ってはなむけとする習慣があった。

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