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2016年3月 6日 (日)

≪漢詩鑑賞≫七歩の詩(曹植)

長編ドラマ『三国志』を興味深く見ている。

『三国志』は、中国の漢末から魏・呉・蜀(三国)の戦乱の歴史である。

興味深いのは、この時代には数々の武勇伝が有名であるが、一方では、詩の面でも優れたものが残されている。

「英雄色を好む」というが、加えるならば「英雄詩を好む」とも言える。

魏の建国者である曹操は、その意味では『文人』としても第一級の人物である。

曹操は、しばしば息子の曹丕(後の文帝)、曹植に詩作を要求し、その詩の内容から内面の心を読み取った。

(当時は、親兄弟と言えども、権力闘争の中にあっては疑心暗鬼となる。)

この詩は、(曹操の死後)息子・曹植が、兄の文帝に、「七歩あるく間に詩を作らなければ死刑にする」と命じられ作った詩である。

☆……☆……☆……☆……☆……☆……☆

七歩の詩  曹植(そうち)

煮豆持作羹  豆を煮て持て羹(あつもの)と作(な)

漉豉以為汁  豉(し)を漉(こ)して以て汁と為す

萁在釜下燃  萁(まめがら)は釜の下に在って燃え

豆在釜中泣  豆は釜の中に在って泣く

本是同根生  本(もと)は是れ同じ根より生ぜしに

相煎何太急  相煮ること何ぞ太(はなは)だ急なるや

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

豆を煮てスープ(羹)を作り

みそ(豉)を漉してみそ汁とする

豆がらは、釜の下でパチパチ燃え

豆は釜の中でグツグツと泣く

豆がらも豆も、もとは同じ根からできたものなのに

豆がらよ、どうしてそんなに激しく煮立てるのだ

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