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2016年3月14日 (月)

≪漢詩鑑賞≫白馬篇(曹植)

『三国志』によれば、曹植(そうち)は、十歳余で『詩経』『論語』などを暗唱できたという。父曹操、兄曹共々・・・曹家の人々はこの時代きっての知識人であったといえる。

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白馬篇  曹植

白馬飾金覊  白馬金覊(きんき=おもがい)を飾り

連翩西北馳  連翩(れんべん=飛ぶように)として西北に馳す

借問誰家子  借問(しゃもん=お尋ねします)す誰が家の子ぞ

幽幷遊侠兒  幽幷(ゆうへい)の遊侠児(ゆうきょうじ=命知らず、男だて)

少小去郷邑  少小(しょうしょう=少年のころ)にして郷邑(きょうゆう=故郷)を去り

揚聲沙漠垂  声(な=名声)を沙漠の垂(ほとり=彼方)に揚(あ)

宿昔秉良弓  宿昔(しゃくせき=昔)良弓(りょうきゅう=強い弓)を秉(と=離さず)

楛矢何參差  楛矢(こし)何ぞ参差(しんし=長短そろわない、無造作)たる

控弦破左的  弦を控(ひ)きて左的(さてき)を破り

右蕟摧月支  右に発して月支(げっし=描いた的)を摧(くだ)

仰手接飛猱  手を仰げて飛猱(ひどう=手長猿)を接(むかえう=迎え撃ち)

俯身散馬蹄  身を俯(ふ)して馬蹄(ばてい)を散(さん=撃ち砕く)

狡捷過猴猿  狡捷(こうしょう=すばやい)なること猴猿(こうえん=猿)に過ぎ

勇剽若豹螭  勇剽(ゆうひょう=荒々しい)なること豹螭(ひょうち)の若し

邊城多警急  辺城(へんじょう=辺境の要塞)警急(けいきゅう=非常事態)多く

胡虜數遷移  胡虜(こりょ)(しばしば)遷移(せんい)

羽檄従北來  羽檄(うげき=急に兵を招集する檄文)北より来り

厲馬登高堤  馬を厲(はげ)まして高堤(こうてい)に登る

長駆蹈匈奴  長駆(ちょうく)して匈奴を蹈(ふ)

左顧凌鮮卑  左顧して鮮卑(せんぴ)を凌(しの)がん

棄身鋒刃端  身を鋒刃(ほうじん)の端(たん)に棄(す)

性命安可懐  性命(せいめい)安んぞ懐う可けんや

父母且不顧  父母すら且つ顧みず

何言子輿妻  何ぞ子と妻とを言わん

名編壮士籍  名は壮士の籍に編(へん)せらるれば

不得中顧私  中に私を顧(かえり)みるを得ず

捐軀赴國難  身を捐(す)てて国難に赴き

視死忽如歸  死を視ること忽ち帰するが如し

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