« ≪漢詩鑑賞≫城南に戦う(李白) | トップページ | 『開戦の詔勅』(昭和16年12月8日)を考える »

2015年12月 7日 (月)

公明党の主張する「痛税感」って何だ?

安倍政権は、80点の評価である。

但し、マイナス20点は、公明党への配慮から来る“政策上の減点”である。

自民党と公明党は、消費税率を低く抑える「軽減税率」の対象品目について平行線である。

自民党は、生鮮食品に加えて加工食品を対象とするなど、大幅に譲歩している。

だが、導入時期については未だ平行線である。

私の目には、公明党が頑なに見える。

自民党が「二段階拡大案」を示しているのに対して、公明党は、軽減税率導入時から生鮮食品及び加工食品を対象にすることを主張している。

公明党が、軽減税率にこだわる理由は、「低所得者などの痛税感の緩和」である。

この「痛税感」というのは、あくまでも「感じ」であって根拠はない。

低所得者だけが食品を購入するのではなく、金持ちが高級食品を買うのも同じ税率である。

だから、軽減税率だけで「低所得者などの痛税感の緩和」を実現するのは無理である。

「痛税感の緩和」とは、ある種の誤魔化しである。

低所得者対策は、そもそも消費税では無く、社会保障政策として考慮すべきことである。

税制の原則から言えば、「痛税感の緩和」とはいえ、複雑にすべきではない。

読売新聞社の世論調査では、(軽減税率の)対象品目を食料品以外(例えば、新聞代?)にも広げる事に「賛成」は55%、「反対」は33%だった。

「世論」調査で、政策を決めるならば、財政は破綻するし、経済も活性化しない。

「痛税感」とは、一種の錯覚である。

公明党は、与党になって随分「変わった」。

だが、消費税の10%へのアップ時に、今さら「痛税感」を言い出すなんて、公明党は国民をバカにした話である。

|

« ≪漢詩鑑賞≫城南に戦う(李白) | トップページ | 『開戦の詔勅』(昭和16年12月8日)を考える »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564386/62823706

この記事へのトラックバック一覧です: 公明党の主張する「痛税感」って何だ?:

« ≪漢詩鑑賞≫城南に戦う(李白) | トップページ | 『開戦の詔勅』(昭和16年12月8日)を考える »