« 中国のスパイ取締りと、日本のスパイ防止法を同列に置く青木理 | トップページ | これは朗報!TPP大筋合意、ノーベル賞受賞 »

2015年10月 5日 (月)

≪漢詩鑑賞≫旅夜懐を書す 杜甫

旅夜書懐  旅夜懐(おもい)を書す
 ☆     
細草微風岸  細草(さいそう)微風(びふう)の岸
危檣獨夜舟  危檣(きしょう)独夜(どくや)の舟
星垂平野濶  星垂(た)れて平野濶(ひろ)
月湧大江流  月湧いて大江(たいこう)流る
名豈文章著  名は豈(あに)文章にて著われんや
官應老病休  官は応に老病にて休むべし
飄飄何所似  飄飄何の似たる所ぞ
天地一沙鷗  天地の一沙鷗(いちさおう)
 ☆
杜甫54歳の作。
揚子江を下って重慶に向かう船の中で感慨をうたった詩である。
 ☆彡
小さな草(細草)が、かすかな風(微風)にそよいでいるこの岸辺
わたしは、帆高が高くそびえた(危檣)船で、独り眠られぬ夜(独夜)をすごす
星は広々とした平野(平野濶)に、低く垂れるように輝き(星垂)
人の名声(名)というものは、文字などによってあらわれるものではない
そうとはいえ、官吏としての勤めも、年老いては辞めるのが当然のことなのだ
飄々と漂泊の身(飄飄)はいったい何に似ているのだろう(何所似)
果てしない天地の間を飛び回る一羽の砂浜の鷗のようなものだ
 

|

« 中国のスパイ取締りと、日本のスパイ防止法を同列に置く青木理 | トップページ | これは朗報!TPP大筋合意、ノーベル賞受賞 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564386/62414644

この記事へのトラックバック一覧です: ≪漢詩鑑賞≫旅夜懐を書す 杜甫:

« 中国のスパイ取締りと、日本のスパイ防止法を同列に置く青木理 | トップページ | これは朗報!TPP大筋合意、ノーベル賞受賞 »