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2015年9月 9日 (水)

≪漢詩鑑賞≫幽居(韋応物)

漢詩には、自然の情景に人生の思いを投影したものが多い。

自然と人生が交差して漢詩が出来上がる。

自然の中では、春の曙と秋の夕暮が、代表的な時節である。

この詩(幽居)は、春の曙〈自然)の様子と、俗世から超越した隠者の生活(人生)が見事に描かれている。

☆……☆……☆……☆……☆……☆

幽居

貴賎雖異等  貴賎等を異にすと雖も

出門皆有営  門を出づれば皆営み有り

獨無外物牽  独り外物の牽(ひ)く無く

遂此幽居情  此の幽居の情を遂(と)

微雨夜来過  微雨夜来過ぐ

不知春草生  知らず春草の生ずるを

青山忽已曙  青山忽ち已に曙(あ)

鳥雀繞舎鳴  鳥雀舎を繞(めぐ)りて鳴く

時輿道人偶  時に道人と偶(ぐう)

或随樵者行  或いは樵者(しょうしゃ)に随って行く

自當安蹇劣  自ら当に蹇劣(けんれつ)に安んずべし

誰謂薄世栄  誰か世栄(せいえい)を薄(うと)んずと謂うや

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◆等  等級、階級

◆営  営む仕事(営利)

◆外物の牽く無く  自分の外にある名声、財産などにひかれることなく

◆道人  道を修行している人

◆偶  二人連れになること

◆樵者  きこり

◆蹇劣  愚鈍で拙劣なこと

◆薄  軽視する

◆世栄  世俗的な栄誉

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