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2015年7月11日 (土)

«漢詩鑑賞»子由の澠池懐旧に和す(蘇軾)

北宋の詩人・蘇軾の詩が好きだ。

何故か、暗愁の中での明るい人間愛を感じる。

中国の詩人は、殆どが高級官吏でもあったので、時々の政変・派閥争いで、危機に遭う。

それ故、奥深いものがある。

この詩は、蘇軾26歳の作品であるが、人生の無常を察知している。

☆・・・・・・☆……☆……☆……☆……☆

子由の澠池懐旧に和す

※子由(しゆう)  弟の蘇徹の字(あざな)  ※澠池(べんち)  河南省洛陽市の西にある県の名前  ※懐旧(かいきゅう)  昔をしのぶ  ※和す  和韻

人生到處知何似  人生の到る処知んぬ何にか似たる

應似飛鴻踏雪泥  応に似たるべし飛鴻の雪泥を踏むに

泥上偶然留指爪  泥上に偶然指爪(しそう)を留むるも

鴻飛那復計東西  鴻飛んで那(な)んぞ復東西を計らん

老僧已死成新塔  老僧は已に死して新しき塔となり

壊壁無由見舊題  壊れたる壁には旧題を見るに由無し

往日崎嶇還記否  往日の崎嶇(きく)たるを還記するや否や

路長人困蹇驢嘶  路は長く人は苦しみて蹇驢(けんろ)は嘶けるを

☆・・・・・・・☆……☆・・・・・・・☆……☆……☆

※新塔  僧侶が死ぬと火葬にして、その骨や灰を石塔に収めた  ※旧題  5年前に、この寺の壁に書きつけた筆跡  ※往日  昔日  ※崎嶇  山路がけわしくて歩きづらい様  ※蹇驢  びっこの驢馬  ※記  記憶する

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