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2014年4月19日 (土)

≪読書感想≫歴史を考えるヒント(網野善彦著)

9784101356617

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◆いつ国名が決まったか?

喫茶店で読むには、程好い“分量”なので、買って読んだ。

最初に著者は次のように述べている。

いつ「国名」が決まったか?の質問に対して、アメリカ人は「1776年」、中国人は「1949年」、と即座に答える。

正確に言えば、アメリカとは「アメリカ合衆国」であり、中国とは「中華人民共和国」のことである。

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◆有力な説

だが、日本人の「国名・日本」に対する認識は、紀元前1世紀から19世紀まできわめてあやふやである。

正解は、「浄御原令という法令が施行された689年」とされている。

中世史が専門の著者だから、有力な説なのだろう。

だが、それがどうした?と問いたい。

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◆木を見て森を見ず

著者・網野氏は、「国名=日本が決まった年も知らないくせに、よく日本の建国について議論ができる(ものだ)」と、「建国記念の日(紀元節)」に反対している。

「神話の世界の話をあたかも事実であるかのごとく扱っている」というのが反対理由である。

率直な感想としては、(歴史学者にありがちな傾向だが)「木を見て森を見ず」というものである。

即ち、個別の史料(=木)を見て、歴史(=森)を見ず、というものである。

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◆日本人のアイデンテイテイー

著者は、「神話の世界」は事実ではない、と断定するが、日本人のアイデンテイテイーの形成の源泉は、「神話」に始まる。

「元来、南九州(隼人)、沖縄、及び東北・北海道の民は、日本人ではない」と主張するが、日本人のアイデンテイテイーが共有できれば、同じ日本人である。

日本人のアイデンテイテイーの中心にあるのが、皇室の存在である。

従って、「いつ国名が決まった」というのは、「受験科目」の日本史で年号を暗記する程度の意味しかないのである。

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