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2013年12月11日 (水)

≪漢詩鑑賞≫除夜の作(高適)

Jyoya

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高適(こうせき)は、若い頃は気ままで正業には就かなかった。

官吏登用試験のため誰もが詩作に励んだ当時(盛唐)にあって、「年五十にして始めて詩を作ることを学ぶ」と言われた。

晩学の詩人である。

この詩は、旅先で大晦日を迎え、その夜、眠れないまま旅愁を歌ったもの。

人生晩年の孤独感が迫ってくる。

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除夜の作  <七言絶句>

旅館寒燈獨不眠  旅館の寒灯独り眠らず

客心何事轉凄然  客心何事ぞ転た凄然たる

故郷今夜思千里  故郷今夜千里を思う

霜鬢明朝叉一年  霜鬢明朝又一年

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旅館の寒々とした灯(寒灯かんとう)のもと、ひとり眠られぬ夜を過ごせば、どうしたことか、旅の思い(客心かくしん)は、いよいよ(転た)寂しさを増す(凄然せいぜん)ばかり。

今夜は大晦日(※)、故郷では家族が、遠く旅に出ている私のことを思っていることだろう。夜が明けると、白髪の老いの身(霜鬢そうびん)に、また一つ年をとるのだ。

※数え年なので、年が明けると一つ歳をとる。

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