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2013年10月 1日 (火)

≪漢詩鑑賞≫月下獨酌(李白)

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ひとり酒を酌みながら、月と影とを相手にして飄々とたわむれている。

その様は、飄々として可笑しい。

あたかも、『狂言』の舞台を観ているようでもある。

酒仙・李白の傑作である。

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月下獨酌   李白

<その一>

花閒一壷酒  花間一壷(かかんいっこ)の酒

獨酌無相親  独り酌んで相親しむ無し

舉杯邀明月  杯を挙げて明月を邀(むか)

對影成三人  影に対して三人と成る

月既不解飮  月既に飲を解せず

影徒随我身  影徒(いたず)らに我が身に随う

暫伴月將影  暫く月と影とを伴いて

行樂須及春  行楽須らく春に及ぶべし

我歌月徘徊  我歌えば月徘徊し

我舞月凌亂  我舞えば影凌乱す

醒時同交歡  醒時は同(とも)に交歓し

酔後各分散  酔後は各(おのおの)分散す

永結無情遊  永く無情の遊を結び

相期邈雲漢  相期して雲漢邈(はるか)なり

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<その二>

天若不愛酒  天若し酒を愛せざれば

酒星不在天  酒星(しゅせい)天に在らず

地若不愛酒  地若し酒を愛せざれば

地應無酒泉  地応に酒泉無かるべし

天地既愛酒  天地既に酒を愛す

愛酒不愧天  酒を愛して天に愧(は)じず

已聞清比聖  已に聞く清の聖に比するを

復道濁如賢  復た道(い)う濁(だく)は賢の如し

賢聖既已飲  賢聖既に已に飲む

何必求神仙  何ぞ必ずしも神仙を求めん

三盃通大道  三盃大道に通じ

一斗合自然  一斗自然に合す

但得酒中趣  但だ酒中の趣を得

勿爲醒者傳  醒者の為に伝うる勿れ

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<その三>

三月咸陽城  三月咸陽城(かんようじょう)

千花晝如錦  千花昼錦の如し

誰能春獨愁  誰か能く春独り愁うるを

對此徑須飮  此れに対して径(ただ)ちに須らく飲むべし

窮通與修短  窮通(きゅうつう)と修短(しゅうたん)

造化夙所稟  造化夙(つと)に稟(ひん)する所

一樽斉死生  一樽死生を斉(ひと)しくし

萬事固難審  万事固(もと)より審(つまびら)かにし難し

酔後失天地  酔後天地を失い

兀然就孤枕  兀然(こつぜん)として孤枕(こちん)に就く

不知有吾身  吾身有るを知らず

此樂最爲甚  此の楽み最も甚(はなはだ)しと為す

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

<その四>

窮愁千萬端  窮愁(きゅうしゅう)千万端

美酒三百杯  美酒三百杯

愁多酒雖少  愁い多くして酒少なしと雖も

酒傾愁不来  酒傾ければ愁い来らず

所以知酒聖  酒の聖なるを知る所以なり

酒酣心自開  酒酣(たけなわ)にして心自ら開く

辭粟臥首陽  粟(ぞく)を辞して首陽に臥し

屡空飢顔囘  屡(しばしば)空しくして顔回を飢えしむ

當代不樂飮  当代飲を楽しまず

虚名安用哉  虚名安んぞ用いんや

蟹螯卽金液  蟹螯(かんごう)は即ち金液

糟邱是蓬莱  糟邱(かいごう)は是れ蓬莱

且須飮美酒  且く須らく美酒を飲み

乗月醉高臺  月に乗じて高台に酔うべし

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