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2013年8月 3日 (土)

≪漢詩鑑賞≫晁卿衡を哭す(李白・七言絶句)

Abe_nakamaro_

◆阿部仲麻呂

阿部仲麻呂(701~770)は、19歳の時に遣唐留学生にあげられ、翌年、吉備真備らとともに入唐した。

やがて晁衡(ちょうけい)と唐風に改名し、李白・王維らの文人と交わった。

52歳の時、日本へ帰途の船上で詠じたのが次の和歌である。

あまの原 ふりさけ見れば春日なる 

三笠の山に 出でし月かも

途中、暴風雨にあい、再び長安に戻り、帰国できぬまま没した。

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李白は、晁衡の死の知らせを悲しみ(実は、誤報だった・・)次の漢詩を作った。(李白53歳の作)

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

哭晁卿衡  晁卿衡(ちょうけいこう)を哭(こく)  

日本晁卿辭帝都  日本の晁卿(きょうてい)帝都を辞し

征帆一片遶蓬壷  征帆一片蓬壷(ほうこ)を遶(めぐ)

明月不歸沈碧海  明月帰らず碧海(へきかい)に沈み

白雲愁色滿蒼悟  白雲愁色蒼悟(そうご)に満つ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※晁卿衡  阿部仲麻呂の中国名。「卿」は官職名の略。

※哭  大声をあげて、悲しみ泣くこと。

日本の晁卿は、唐の都長安を辞去し、

一片の去りゆく帆かげは、蓬壷(東の海上にある仙人の住む島。蓬莱山の別名)をめぐっていった。

明月のように輝かしかった君は、深いみどり色をした大海原に沈み、

白い雲と深いかなしみの色が蒼悟(中国東南方の海岸の別名。広西省の地。この場合は、漠然と東南方の海岸を意味する)の空に満ちわたる。

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