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2013年8月19日 (月)

失言(=不適切な表現)の領域

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◆言語明瞭、意味不明(?)

昔、竹下登という政治家がいた。

ほとんど“気配り”だけで、総理大臣になった人物である。

その“物言い”は、「言語明瞭、意味不明」と揶揄されていて、「失言」は極端に少なかったと記憶している。

政治家・竹下登の真骨頂は、この辺にあった。

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◆政治家の処世術

「失言」とは何か?

辞書で調べたら、“言うべきでないことを、うっかり言ってしまうこと”である。

つまり、「(心に思っていても・・・)言うべきでないこと(=不適切な表現)は言わない」事。

「政治家」の処世術とは、「失言(=不適切な表現)」を慎むことである。

(因みに反対語は、「美辞麗句」である)

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◆忘言(=言を忘る)

陶淵明は、漢詩『飲酒』の中で「此中有眞意 欲辧已忘言 (此の中に真意有り、弁ぜんと欲すれば已に言を忘る)」と表現している。

「忘言」とは、真理は言葉を超越していて、「失言」とは別次元にある。

「失言」は、「文学者」なら許されても、「政治家」なら許されない。

政治と文学では、言葉の使い方が違う。

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◆失言(=不適切な表現)の領域

以前、鳩山由紀夫氏は、「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」と言い、石原慎太郎氏は、「ありがたがることないよパンダぐらいで」と言って物議をかもした。。

これを「失言」というなら、「政治家」の「失言」は、歓迎すべきことである。

何故なら、「失言」によって(良し悪しは別にして・・・)「政治家」の本音(真意)が見えてくる。

失言(=不適切な表現)の領域は、他人が勝手に決めるべきではない。

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