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2013年7月20日 (土)

『友愛春秋/井堀繁雄と、その仕事』

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◆井堀繁雄先生の影響

多少、懐古的になるが、私が若い頃、生協運動(千葉県勤労者生協)から政治の道(旧『民社党』)を志した。

これには、井堀繁雄先生の影響が強い。

「挨拶」のため埼玉生協を訪ねた時に、井堀理事長からいただいたのが、『友愛春秋/井堀繁雄と、その仕事』(写真上)である。

懐かしくなって、読みなおしてみた。

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◆社会主義とは?

昨日のブログで、私は次のように書いた。

埼玉県民共済の正木萬平理事長は「社会主義者」である。

だが、同じ「社会主義者」でも大先輩の井堀繁雄先生には“ヒューマニズム”がある。

何より、井堀先生は、「社会主義とは、助け合いである」「日本人の伝統的な思想そのものが社会主義である」と信じていた。

そこが、井堀繁雄先生の凄いところである。

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◆「友愛春秋」の刊行をよろこぶ  西尾末広

西尾末広氏(民社党初代委員長)は、『友愛春秋/井堀繁雄と、その仕事』(昭和55年9月30日発行)の刊行にあたって、次のように記している。

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生活協同組合の活動では、井堀君の精密な設計力と実行力に感服している。

これは、井堀君が常に誇りにしている組立工の経験からきたもので、旋盤工の経験しかない私のとても及ばぬところである。

もう一つ、井堀君に敬服する点は、友人や同志に対して情義に厚いことである。

井堀君は大正13年から埼玉に根を下ろして、特に川口鋳物業の労資関係改善に力を注いだが、これは川口の鋳物労働者に対する深い愛情からきているものと思う。

<抜粋>

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◆社会主義と保守思想

思想家・井堀繁雄が探求した「民主的社会主義」とは、右でも左でもない中道、即ち保守そのものであり、「日本人の伝統的思想」そのものであった。

それは、井堀先生の波乱万丈の生涯から滲み出たものである。

発行者の伊藤一郎氏は、[後記]で次の通り記している。

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第1は、こんな割に合わぬ仕事を何故やるのか。第2は、たまには儲かる仕事もあったのではないか。

つまり、労多くして、報いのない仕事のために人間はこれほど働くだろうかーという素朴な疑いである。

井堀は答える。

「それは人間の生き方の問題だ」。

井堀氏の献身的活動の根源は、クロポトキンの“相互扶助”にあることはたしかだ。

生物と社会の進化は、生存競争や闘争にあるのでなく、自発的に助け合うことによるーこの哲学が、井堀氏をして60年の一筋道を歩かしめた、と言えよう。

<抜粋>

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