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2013年7月 3日 (水)

≪漢詩鑑賞≫登高(杜甫)

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登高(とうこう) 杜甫<七言律詩>

風急天高猿嘯哀  風急に天高くして猿嘯(えんしょう)哀し

渚淸沙白鳥飛廻  渚清く沙(すな)白くして鳥飛び廻(めぐ)

無邊落木蕭蕭下  無辺の落木は蕭蕭(しょうしょう)として下り

不盡長江滾滾來  不尽の長江は滾滾(こんこん)として来る

萬里悲秋常作客  万里悲秋常に客と作(な)

百年多病獨登臺  百年多病独り台に登る

艱難苦恨繁霜鬢  艱難苦(はなは)だ恨む繁霜の鬢(びん)

潦倒新停獨酒杯  潦倒(ろうとう)新たに停む獨酒の杯

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※登高  重陽の節句(五節句のひとつ、9月9日)に高い所に登り、酒宴を開くこと。

風は激しく吹き(風急)、空は高く澄みわたり(天高)、猿のなき声(猿嘯)が悲しく聞こえる。揚子江の渚は清く、砂はまっ白で、その上を鳥が輪をかいて飛んでいる。

果てしもない(無辺)落ち葉は、さびしい音を立てながら散り(蕭蕭)、尽きることのない(不盡)揚子江の流れは、あとからあとからわきたつように(滾滾)流れてくる。

故郷を万里も離れた他郷の地で、もの悲しい秋(悲秋)にあい、またもかわらず旅人の身だ(作客)。そのうえ生涯病気がちで(百年多病)、この重陽の節を迎え、一人でこの高台に登った。

思えば、苦労を重ねた(艱難)ため、まっ白になってしまったびんの毛(繁霜鬢)がとてもうらやましい。老いぼれてしまった(潦倒)ので、せめても慰めとしていた獨り酒を飲むことも、最近やめてしまった(新停)。

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