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2013年6月28日 (金)

≪漢詩鑑賞≫園田の居に帰る(陶淵明)

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歸園田居  園田の居に帰る  (陶淵明)

少無適俗韻  少にして俗に適する韻(いん)無く

性本愛邱山  性本邱山(きゅうざん)を愛す

誤落塵網中  誤って塵網(じんもう)の中に落ち

一去十三年  一去(いっきょ)十三年

覊鳥戀舊林  覊鳥(きちょう)は旧林を恋い

池魚思故淵  池魚(ちぎょ)は故淵を思う

開荒南野際  荒を南野の際に開き

守拙歸園田  拙(せつ)を守って園田に帰る

方宅十餘畝  方宅(ほうたく)十余畝(ほ)

草屋八九閒  草屋(そうおく)八九間(けん)

揄柳蔭後簷  揄柳(ゆりゅう)後簷(こうえん)を蔭(おお)

桃李羅堂前  桃李堂前に羅(つらな)

曖曖遠人村  曖曖(あいあい)たり遠人の村

依依墟里煙  依依(いい)たり墟里の煙(けむり)

狗吠深巷中  狗は深巷(しんこう)の中に吠え

鷄鳴桑樹顚  鶏は桑樹の顚(いただき)に鳴く

戸庭無塵雑  戸庭に塵雑(じんざつ)無く

虚室有餘閑  虚室に余閑有り

久在樊籠裏  久しく樊籠(はんろう)の裏に在って

復得返自然  復自然に返えるを得たり

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若いころから俗世間とはなじめず(俗に適する韻無く)、生まれつき(性本)、山や丘といった自然(邱山)が好きだった。

まちがって、役人生活(塵網の中)に入って、あっという間に十三年たってしまった。

かごの鳥(覊鳥)は古巣の林を恋しくおもい、池の魚はもとの淵をなつかしむ。

南の野原で荒地を開拓しようと、世渡りべたの分を守って(拙を守って)故郷の田舎に帰った。

四角な宅地(方宅)は十畝ほど。部屋数(草屋)八、九の草ぶきの家。

楡や柳の木が裏庭に面した軒端(後簷)に影を落とし、桃や李は母屋の前(堂前)に並べて植えてある。(羅る)

はるか向こうに村々はかすみ(曖曖たり)、里の煙に心ひかれる。(依依たり)

犬は路地の奥(深巷の中)で吠え、鶏は桑のいただき(顚)で鳴く。

庭先には塵ひとつなく(塵雑無く)、がらんとした部屋は、ゆったりと静か。(余閑有り)

長い間鳥かご(樊籠)にとじこめられていたが、やっと、本来の自分に帰ることができた。

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