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2013年6月19日 (水)

≪漢詩鑑賞≫漢江(杜牧・七言絶句)

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◆「詩」に投影された作者の孤独感

私のブログは、主に「政治」がテーマだが、時々「漢詩」を鑑賞している。

「政治」ブログでは、現代の「中国」を批判する事が多いが、(昔の中国の)「漢詩」は好きだ。

「漢詩」を好む理由は、「詩」に投影された作者の孤独感(孤立感)が好きだからである。

この詩『漢江』もまた、老いてゆく作者(杜牧)の“春の川辺に佇む孤独な後ろ姿”が伝わってくる。

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◆昔の「漢江」、今の「漢江」

漢江(漢水)は、湖北省武漢で長江(揚子江)に合流する支流の事である。

最近では大洪水があったり、川の汚染があったりで、昔の「漢江」のイメージとは違う。

同じ「漢江」でも、昔と今は、全く“別物”と言える。

余談だが、「漢詩」は好きだが、現代の「中国」(中国共産党政権下の中国)は好きではない所以である。

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漢江   杜牧 <七言絶句>

溶溶漾漾白鷗飛  溶溶漾漾として白鷗飛ぶ

縁浄春深好染衣  緑浄く春深く衣を染むるに好し

南去北來人自老  南去北来人自ら老ゆ

夕陽長送釣船歸  夕陽長く送る釣船の帰るを

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豊かにゆっくり(溶溶)流れる漢水(漢江)。ゆらゆらとゆれる水面(漾漾)を、真っ白な鷗が飛んでゆく。

川辺の緑はみずみずしく、春はようやくたけなわで、私の衣を染めてしまうかのようである。

南へ北へと行き来しているうちに、人はいつしか年老いてしまうものだ。

夕陽は見守るかのように、いつまでもいつまでも、家路につく釣り船を包んでいる。

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