故洞下実師(元サンコーテクノ会長)の思い出
故洞下実師(元サンコーテクノ会長・写真上)は人生最大の恩師で、私は(師公認の)不肖の弟子である。今でも、時々洞下実師の夢をみるが、師は夢の中でさえ、仏のような眼差しで、私の悩みを聞いてくれる。
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◆何度も挫折した・・・
人の「性癖」というものは、治るものではないナア・・・。
私は、怠け者である。
コツコツと努力するのは大の苦手である。
若い頃の勉強も、習い事も長続きせず・・・人生の途中で何度も挫折している。
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◆耳が痛い「格言」
コツコツと努力できる人は、天才である。
“継続は力なり”と言われるが、「怠け者」の私にとって、耳が痛い「格言」であった。
コツコツと努力する天才には、途方も無い『孤独感』が漂う。
それが、「小心者」の私には耐えられない事、真似のできない事であった。
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◆気楽に生きる
“続かない”と云うのは、その事が「好きでない」「苦痛」が、主な理由である。
要するに、続けるためには、「気楽に・・・」「楽しんで・・・」やれば良い。
故洞下実師(元サンコーテクノ会長)は生涯の恩師で、私は(師公認の)不肖の弟子である。
「気楽に生きる」という“生き方の極意”は、洞下実師から学んだ事である。
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◆遊働
流山市倫理法人会MSで、洞下実師が、「遊働」というテーマで講話をしていた事を思い出す。
「遊働」とは、「遊ぶ」「働く」ことの“合体”であり、「喜働」を超えたものである。
「無類の働き者」と言われた洞下実師にとって、「働く」事とは、「遊ぶ」事と同じ、楽しい事なのである。
人との出会いは素晴しい・・・。
私は「気楽に生きる」と云う“生き方の極意”を、師から学んだのである。
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◆日々好日
私の散歩道には、千葉競輪、千葉公園、千葉県護国神社、そして千葉市生涯学習センター(千葉中央図書館)がある。
千葉公園では、同世代の爺さんが孫とボートに乗っていた。
図書館では、『更に尽くせ一杯の酒』(後藤秋正著)という本を借りた。
「散歩の途中、一息入れるような気分、どこからでも気楽に読んでいただければさいわいである」と、本書「あとがき」にあった事と、偶々、本のタイトル(=王維の漢詩『元二の安西に使するを送る(七言絶句)』の第三句)に魅かれた為である。
その気楽さが心地よい・・・。
日々好日である。
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送元二使安西
渭城朝雨浥輕塵 渭城の朝雨 軽塵を浥おす
客舎靑靑柳色新 客舎 青青 柳色新なり
勸君更盡一杯酒 君に勧む更に尽くせ一杯の酒
西出陽關無故人 西のかた陽関を出づれば故人無からん
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