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2013年1月13日 (日)

≪漢詩鑑賞≫雑詩(陶淵明)

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雑詩  陶淵明<五言古詩>

人生無根蔕  人生根蔕(こんてい)無し

瓢如陌上塵  (ひょう)として(はくじょう)の塵の如し

分散遂風轉  分散して風を遂(お)いて転ず

此已非常身  此れ已に常の身に非ず

落地爲兄弟  地に落ちて兄弟(けいてい)と為る

何必骨肉親  何ぞ必ずしも骨肉の親(しん)のみならん

得歉當作樂  歓(よろこび)を得ては当(まさ)に楽を作(な)すべし

斗酒聚比隣  斗酒(としゅ)比隣(ひりん)を聚(あつ)

盛年不重來  盛年(せいねん)重ねて来らず

一日難再晨  一日再び晨(あした)なり難し

及時當勉励  時に及んで当(まさ)に勉励すべし

歳月不待人  歳月は人を待たず

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人の命はしっかりとつなぎ留めておく根も蔕(へた)もなく、その定めない様は、フワッとして(瓢として)まるで風に舞う路上(陌上)の塵のようだ。

ちりじりに風にしたがって(遂いて)まろびゆく(転ず)が、これは一定不変(常)の身ではない。

この世に生まれ落ちれば(地に落ちて)だれでも兄弟で、どうして肉親の間だけが親しいものであろうか。

憂き世に生きる我らであるから、歓楽の時を得たら楽しむのは当然で、一斗の酒で隣り近所(比隣)を集め、大いに飲もうではないか。

若い時は二度と来ないし、一日のうちに朝(晨)は二回来ないのだ。

よい時を得たら逃がすことなく精いっぱい楽しむのだ(勉励すべし)。年月はどんどん流れて行き人を待ってはくれないのだっから。

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