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2013年1月27日 (日)

日中関係は、我慢が大事≪続≫

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巷間、武力衝突回避の“方法”として「(尖閣)棚上げ論」が喧伝されている。

特に、中国の影響下にある日本のマスコミに蔓延している。

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◆棚上げ論

NHKは、朝10時のニュースで、「軍事衝突が危惧される尖閣について」「日中双方は棚上げすべき」というワシントンポストの社説を伝えた。

わざわざWP「社説」を、そのまま日本で伝えたNHKの報道姿勢には、驚いた。

それ以上に驚いた事は、中国の三戦(世論戦・心理戦・法律戦)が、アメリカのマスコミにまで戦線拡大している事実である。

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◆政府の公式見解

尖閣諸島に関する日本政府の公式見解は、次の通りである。

① (尖閣は)歴史的にも国際法的にも、日本国の固有の領土である

② (日中間で)領土問題(係争)は存在しない

つまり、「棚上げ論」とは、鄧小平氏が一方的に言ったもので、(日本は)同意していない」というものである。

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◆鳩山元総理の発言

これに対して、鳩山元総理が次のような発言をした。

「尖閣を、【係争地】と認定した上で、係争を【棚上げ】にすべき」

「(日本政府の公式見解と異なる)私の“提案”に、中国側は基本的に同意した」

元総理は、胸を張って・・・日本政府の公式見解と異なる「見解」を示した。

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◆孫崎亨氏の発言

鳩山元総理の、(日本政府の公式見解とは異なる)軽率発言は論外としても、最近日本国内ですら、『(尖閣)棚上げ論』が喧伝されている。

その一人が、外務省OBの孫崎亨氏である。

孫崎氏の主張は、「日本政府は棚上げを“暗黙の了解”とした」「棚上げ論は(今でも)有効である」というものである。

孫崎氏は、“性善説”に立っているようだ。

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◆中国のご都合主義

孫崎氏は、現実的対応として「棚上げ有効論」を主張している。

「暗黙の了解」というのはその通りだと思うが、「有効である」というのは孫崎氏の「主観」でしかない。

しかも中国側は、(孫崎氏とは異なり)「性善説」には立っていない。

当時、鄧小平の唱えた「棚上げ論」とは、「(当面)領土よりも経済」を優先させただけの『ご都合主義』で言われた事である。

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