« 日本を取り戻す! | トップページ | 原発事故&風評被害は“人災”である »

2012年12月26日 (水)

≪漢詩鑑賞≫飲酒(陶潜)

20080927215454135

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

陶潛(陶淵明)は、隠者の詩人である。

隠者と言うのは、住む処は何処でも良い。

心が、俗世間から遠い処に在るので、隠者なのである。(心遠地自偏)

=================

飲酒 (五言古詩)

結廬在人境  (いおり)を結んで人境に在り

而無車馬喧  而も車馬の喧(かまびす)しき無し

問君何能爾  君に問う何ぞ能く爾(しか)るやと

心遠地自偏  心遠ければ地自ら偏(へん)なり

采菊東籬下  菊を東籬(とうり)の下に采(と)

悠然見南山  悠然として南山を見

山気日夕佳  山気(さんき)日夕(にっせき)に佳(よ)

飛鳥相與還  飛鳥相(あい)(とも)に還(かえ)

此中有眞意  此の中に真意有り

欲辧已忘言  弁ぜんと欲すれば已に言を忘る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分は隠者の暮らしをしていて、粗末な家(廬)を人里(人境)の中に構えている。人里に住んでいれば、車や馬の往来が喧しいはずだが、喧しくないのである。

君に聞くが、何でそんなことができるのか?心が人里から遠ければ(心が俗から遠ければ)、地は自然とへんぴ(偏)になるからだ。

折しも晩秋の季節で、ちょうど菊の花を東の籬のもとでとり、悠然として南の山を見る。

山の方では、夕暮れ(日夕)の霞(山気)がたなびいており、その霞の中に吸い込まれるように、鳥が連れだってねぐらへ帰ってゆく。

この何気ない情景、此の中にこそ人生の真意がある。此の真意とは何ぞやと説明しようとすると、途端に言葉を忘れてしまう。

====================

|

« 日本を取り戻す! | トップページ | 原発事故&風評被害は“人災”である »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564386/56397389

この記事へのトラックバック一覧です: ≪漢詩鑑賞≫飲酒(陶潜):

« 日本を取り戻す! | トップページ | 原発事故&風評被害は“人災”である »