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2012年11月 6日 (火)

≪漢詩鑑賞≫赤壁(杜牧)

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(映画『レッドクリフ』より)

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作者の杜牧(803~852)は、杜甫(712~770)を「老杜」と云うのに対して「小杜」と呼ばれている。エリート官僚であり、晩唐第一の詩人である。

『赤壁の戦い』(208)は、杜牧にとって遙か昔の事である。

だが、この詩の第一句「折戟沈沙鐡未錆」(折れたほこは、未だ錆びていない)という詠い出しは、六百年の歳月を飛び越えた“臨場感”が伝わる。

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赤壁  杜牧 (七言絶句)

折戟沈沙鐡未銷

自將磨洗認前朝

東風不輿周郎便

銅雀春深銷二喬

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◇折戟(せつげき)沙に沈んで鉄(てつ)未だ銷(しょう)せず

(折れたほこが、川岸の砂に埋もれてその鉄がまだすり減っていない。)

◇自ずから磨洗(ません)を将(も)って前朝を認(みと)

(その折れたほこを手にとって手洗いして磨くと、それはまさしくあの頃のものだ)

◇東風周郎(しゅうろう)が与(ため)に便(べん)ならずんば

(もし東風が呉の周瑜の為に吹かなかったら)

◇銅雀(どうじゃく)春深うして二喬(にきょう)を銷(とざ)さん

あの曹操の為に、春も深い頃、絶世の美女・喬姉妹は、捕らえられて手ごめにされていたであろう)

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●赤壁(曹操vs孫権・劉備連合軍の古戦場) ●折戟(折れたほこ。「戟」はひっかけたり、突いたりすることが出来るほこ) ●銷(少しずつ削られてすりへる) ●将(手で持つ) ●前朝(前の時代。ここでは六朝時代) ●周郎(呉の周瑜。当時24歳の若大将だったので周郎と呼ばれた) ●銅雀(曹操が魏の都に建てた台)●二喬(荊州の橋公の二人の娘。二人とも絶世の美女。)

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