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2012年10月27日 (土)

≪漢詩鑑賞≫胡隠君を尋ぬ 高啓

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◆高啓

作者の高啓は明代の詩人。

書は読まざる無し、という博学で史書を好んだという。

だが、出世などは望まず、自由で隠者的な生活を好んだようだ。

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◆胡隠君とは?

隠君は隠者の敬称、胡という姓の隠者である。

隠者とは、才能がありながら世俗を避け、自由で清閑な暮らしをする者を言う。

この詩には、隠者への憧憬に満ちている。

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尋胡隠君(胡隠君を尋ぬ)

渡水復渡  水を渡り復た水を渡り

看花還看  花を看還た花を看る

春風江上路  春風江上の路

不覚到君家  覚えず君が家に到る

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水とは自然の水で、河川を云う。川のことを中国北部では「河」と呼び、南では「江」と呼ぶ。「春風江上の路」は、いかにも江南の水郷を思わせる。

  

花とは草花ではなく樹花であろう。桃(もも)、李(すもも)、杏(あんず)、梨(なし)などが考えられる。

不覚到君家  

漢詩には、隠者を詠む系譜が見られる。隠者を招いて政治に登用する“招隠”、隠者を尋ねる過程で自然の美をうたう“山水詩”は、しだいに自分自身が隠者生活の仲間入りをしたいという方向になった。「覚えず君が家に到る」とは、行き先も隠者であるが、尋ねる本人も隠者である。

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