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2012年7月21日 (土)

≪漢詩鑑賞≫ 月が登場する漢詩

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花鳥風月(かちょうふうげつ)という言葉は、自然の美しい風景を表す。

は、人間とは違う「植物」を表す。は、人間により近い「動物」を表す。

は、「自然」そのもの。そしては、「天体」を表す。

雪月風花(せつげつふうか)という言葉は、移ろいゆく四季における美しい風物を表す。

漢詩には、しばしばが登場するが、代表的な六篇を紹介する。

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峨眉山月歌(峨眉山月の歌)  李白

峨眉山月半輪秋  峨眉山月半輪(はんりん)の秋

影入平羌江水流  影は平羌(へいきょう)の江水に入りて流る

夜發清渓向三峡  夜清渓を発して三峡に向かう

思君不見下渝州  君を思えども見えず渝州(ゆしゅう)に下る

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月下獨酌  李白

花間一壷酒  花間一壷の酒

獨酌無相親  独り酌みて相い親しむ無し

舉杯邀明月  杯を挙げて明月を邀(むか)

對影成三人  影に対して三人と成る

月既不解飮  月既に飲むを解せず

影徒随我身  影徒(いたずら)に我が身に随う  

暫伴月將影  (しばら)く月と影とを伴って

行樂須及春  行楽須(すべか)らく春に及ぶべし

我歌月徘徊  我歌えば月徘徊し

我舞影凌亂  我舞えば影凌乱(りょうらん)

醒時同交歡  (さ)むる時同(とも)に交歓し

醉后各分散  酔いて后は各おの分散す  

永結無情遊  永く無情の遊を結び

相期邈雲漢  相期せん邈(はる)かなる雲漢に

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月夜  杜甫

今夜鄜州月  今夜鄜州(ふしゅう)の月  

閨中只獨看  閨中(けいちゅう)只独り看る

遙憐小兒女  遙かに憐れむ小児女の

未解憶長安  未だ長安を憶うを解せざるを

香霧雲鬟濕  香霧に雲鬟(うんかん)湿(うるお)

清輝玉臂寒  清輝に玉臂(ぎょくひ)寒からん

何時倚虛幌  何れの時にか虚幌(きょこう)に倚(よ)りて

雙照涙痕乾  (なら)び照らされて涙痕(るいこん)乾かん

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旅夜書懐(旅夜に懐いを書す)  杜甫

細草微風岸  細草(さいそう)微風の岸

危檣獨夜舟  危檣(きしょう)独夜の舟  

星垂平野闊  星垂れて平野闊(ひろ)

月湧大江流  月湧きて大江流る

名豈文章著  名は豈(あ)に文章もて著(あら)われんや

官囚老病休  官は老病に因って休(や)

飄飄何所似  飄飄(ひょうひょう)として何の似る所ぞ

天地一沙鷗  天地の一沙鷗(いちさおう)

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楓橋夜泊  張継

月落烏啼霜滿天  月落ち烏啼きて霜天に満つ

江楓漁火對愁眠  江楓の漁火愁眠に対す

姑蘇城外寒山寺  姑蘇城外の寒山寺

夜半鐘聲到客船  夜半の鐘声客船に到る

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春夜  蘇軾

春宵一刻値千金  春宵(しゅんしょう)一刻値千金

花有清香月有陰  花に清香(せいこう)有り月に陰(かげ)有り

歌管樓薹聲細細  歌管(かかん)楼台(ろうだい)声細細(さいさい)

鞦韆院落夜沈沈  鞦韆(しゅうせん)院落(いんらく)夜沈沈

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