≪読書感想≫ 芭蕉の晩年力(石寒太著)
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◆私は、もうすぐ65歳!
最近、区役所から『介護保険被保険者証』が届き、年金機構から『年金受給の照会』の文書が届いた。
昨日は、「白内障が進んでいる」(?)ので眼科に行った。
私は、もうすぐ65歳を迎える。
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◆老いと戦う“武器”
いつも「政治」と「文学(漢詩)」をテーマに、つまらんブログを書いている。
その理由は、「政治」と「文学」が、“団塊男”にとっては、老いと戦う”刀”になるからだ。
少なくとも、私はそのように思い込んでいる。
それがブログを続ける理由である。
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◆“晩年”の魅力
老いが進むと、「過去」の記憶ばかりが膨れ上がり、「未来」は見えて来ない。
“晩年をどう生きるか?”というのは、「未来」への挑戦である。
私の日課と言えば、千葉公園を散歩(徘徊)して『千葉市中央図書館』に行くか、スパ$フィットネス『ゼクシス千葉』に行くこと。
“晩年力”を鍛えるために、“無謀な抵抗”を試みているのである。
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◆芭蕉の晩年力
数日前に、タイトルと著者名に魅かれて、『芭蕉の晩年力~求めない生き方』(石寒太著)を借りて読んでいる。
昨日の漢詩『春夜雨を喜ぶ』は、杜甫50歳の作であるが、当時の50歳と言えば、晩年の域に入る。
中国の杜甫も、日本の芭蕉も、晩年力に優れた作品を残していると言える。
最後に、『芭蕉の晩年力』の巻頭言を紹介する。
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老いそのままは、美ではない
いさぎよく捨てることがもっとも大切
人生は定住と漂泊の繰り返し
「人生無常」を悟ること
無常だからこそ一瞬を真剣に
今日の句は明日の時世である
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野ざらしになる覚悟で
虚にいて実を行うべし
明日の我が飽くということ
開拓や変化なしには新味なし
人間なんてちっぽけなもの
「悔いのない人生だった」と思える生き方を
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