「時間軸」でみる今後の政局
(写真は衆院特別委員会の一コマ。自民党筆頭理事の伊吹文明氏と・・・)
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◆政界再編の軸
「消費税国会」と言われているが、今後の政局は行方は「時間軸」でみると解かり易い。
「時間軸」とは、“解散の時期はいつか?”という・・・議員にとっては“死活問題”(=選挙)の事である。
「消費税(政策)」には、財務省(中央)vs反財務省(地方主権)の対立概念が分布するが、議員にとって選挙で落選すれば、元も子も無い。
だから、国民の信頼を失った民主党は、少しでも選挙を有利に運ぶために「時間稼ぎ」(時間軸)を優先する。
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◆「政策」と「政局」のカードを持つ小沢一郎
野田総理にとっては『消費税(政策)』を最重要課題であるが、小沢一郎にとっては『政権』が全てであり、「権力を手中にすること」こそが最重要課題である。
「政策」をとるか「権力」をとるかの違いである。
野田総理にとっては、自民党の方が“友軍”であり、小沢・鳩山一派は“内なる反乱軍”である。
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◆「消費税」問題の本質
小沢一郎が“友軍”として期待しているのが、橋下徹らの「地方分権」勢力である。
衆院特別委員会の質疑を観ていると、野田総理の「応援団」は、筆頭理事の伊吹文明氏も、野田毅も皆、旧大蔵省出身である。
消費税の本質は何か?
消費税とは、財務省(中央集権)vs反財務省(地方主権)の対立概念である。
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◆共通の敵=財務省(?)
小沢一郎は、「改革の本家」を嘯きながら、橋下徹の「大阪維新の会」とは、反消費税で“共闘”しようとする。
共通の敵=財務省というものである。
だが、橋下徹の「大阪維新の会」は、勉強を始めたばかりで・・・国政選挙の準備は、まだ整っていない。
だから、(解散させないで)時間稼ぎをしながら橋下徹らの「援軍」を待っているのである。
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◆政界再編のキーマンは、石原慎太郎
だが、橋下徹にとって、「小沢とは組まない」と断言する石原慎太郎東京都知事の存在は大きい。
橋下徹は“機を見るに敏”で、「発信力」もあって期待しているが、“弱点”も多い。
手当たり次第に手を出し口を出すが、しかし、「原発再稼働」では、発言が二転三転している。
橋下徹を“教育”出来るのは、石原慎太郎氏だけである。
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「時間軸」で言うならば、まず夏から秋までに「選挙」をすること。先ずは、民主党政権に幕を降ろすことが肝要である。
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