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2012年5月 4日 (金)

「家族とともに米国へ行きたい」(中国人権活動家・陳光誠氏の本音)②

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◆各国の対応

陳光誠氏が「米国亡命」を決意している。

台湾の最大野党・民進党は、「陳氏の身の安全を保障するとともに人権侵害をやめるよう中国当局に求める声明を発表した。

与党・国民党は、これまでのところ声明を出していない。勿論、中国の国内メディアは、完全に黙殺である。

米国内では、国務省の対応を批判している・・・。

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◆中国の恫喝に沈黙

日本政府は、中国政府の暗黙の恫喝(=これは、中国の国内問題である、他国がとやかく口を出すな!)に怯えて沈黙している。

マスコミも、表面的なことしか伝えない。日本の政治家も、「中国の内政問題」として沈黙している。

これまで、中国は靖国参拝、教科書検定、歴史認識に関して露骨に日本に対して“内政干渉”してきた。

「人権」は、不偏的な価値観であり、国境を越えてそれを問題にすることは中国に対する“内政干渉”ではない。

沈黙するという事は、中国の・・・国内での「人権抑圧」、他国に対しての「内政干渉」を黙認することになる。

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◆家族が大切

陳氏は、4月22日、軟禁が続いた山東省の自宅を抜け出し、米大使館に保護されたが、2日病気治療のため北京市内の病院に入院している。

陳氏は当初、中国にとどまる事を希望していたが、人道的に扱われるという・・・「米中合意」後も家族に対する非人道的な対応が続いていることから、「家族とともに」「米国へ行きたい」と亡命を訴えている。

昨日も書いたが、妻子を“人質”として中国国内に残せない。

「家族とともに」「米国へ行きたい」というのは、家族を大事にする人なら普通の感情である。

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◆人権の質が違う

ところで、陳光誠氏のことを、「民主」活動家と呼ぶ呼び方がある。

中国の政治体制は、共産党の一党独裁で、民主主義は無いから、「民主」活動家と呼ぶのだろうが、陳氏は、何も「反体制」活動家ではない。

「人権」活動家、あるいは「人道」活動家と呼ぶのが妥当だと思う。

中国の独裁体制故に蹂躙されている「人権」と、日本国内で言う「人権」とは質が違う。

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◆家族の絆

日本では、経産省の敷地内に(原発反対の)テント村をつくって、瀬戸内寂聴さんが講話をしても、逮捕されることも無い。

陳光誠氏を「人権」活動家と呼んでも、日本国内では何か胡散臭い目で見られるのは、「人権」に対するレベルの違いがあるからではないだろうか?

中国において「人権」は一切認められていない。「人権」活動とは、生命を賭した命懸けの活動なのである。

その中国と日本が唯一共通する価値観は、“家族を大切に思う”気持ちである。

東日本大震災で、私たちは国家や家族の絆の大切さを再認識した。国家や家族なくして、個人も人権も存在しない。

陳光誠氏は、「家族ともども、命を助けて下さい」と言っているだけである。

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