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2012年4月30日 (月)

つれづれなるままに、日暮し、硯にむかひて・・・

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つれづれなるままに、日暮し、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく、書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ・・・(吉田兼好『徒然草』より)

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◆マンション管理組合の総会

昨日の午前中は、マンションの管理組合の総会に出席した。

当ハイマート西千葉は築34年になる。

建物ばかりでなく、入居者の高齢化が目立つ。

ほとんど、質問も反対もなく、11時ころには終了した。

総会で頂いた弁当を食う。

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◆つれづれなるままに、日暮し・・・

いつも通っているスパ&フィットネス『ゼクシス千葉』が、メンテナンス休館日の為、外出せず家にいた。

図書館から、借りている本、『草枕』(漱石雑誌小説復刻全集4ーゆまに書房)、『正岡子規~五つの入り口』(大岡信ー岩波書店)を読む。

途中、競馬中継(天皇賞)をテレビで見るが、再び本を読む。

(女房は仕事の為、外出・・・)まるで、独身貴族のような、至福のひと時である。

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◆『草枕』復刻版

一冊の『草枕』は、「復刻版」である。

本文は総ルビ・総ふりがなで、当時の文語体のままであるから、明治時代の文豪・夏目漱石が身近に感じられるようで面白い。

山路(やまみち)を登(のぼ)りながら、かう考(かんが)へた。

(ち)に働(はたら)けば角(かど)が立(た)つ。情(じやう)に棹(さほ)させば流(なが)される。意地(いち゛)を通せば窮屈(きうくつ)だ。兎角(とかく)に人(ひと)の世(よ)は住(す)みにくい。

(す)みにくさが高(かう)じると、安(やす)い所(ところ)へ引(ひ)き越(こ)したくなる。どこへ越(こ)しても住(す)みにくいと悟(さつ)つた時(とき)、詩(し)が生(うま)れて、畫(ゑ)が出來(でき)る。

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◆『正岡子規~五つの入り口』(大岡信)

この本は、詩人・大岡信の「正岡子規論」(5回の講話)を一冊の本にまとめたモノである。

正岡子規の多様性を、「五つの入り口」として、①生い立ちと素養、②俳句、③短歌、④晩年の随筆、⑤書き抜きと初期随筆、を上げている。

興味深い個所を挙げて見る。

森鴎外はものすごい頭脳の持主で、ドイツに着いた途端に、君は何年ドイツにいるのか、と聞かれたと、得意そうに『舞姫』の主人公に託して書いていますけれども、それほどドイツ語ができました。こういう連中は悠々と遊んで来ますね。彼は衛生学の専門の医者だったのに、哲学も演劇も小説も、音楽だけはちょっと弱いと思いますけれども、美術についても、とにかく全部、当時の知識人が持つべき知識と教養というのはだいたい持っている。

漱石の漢詩には、自分が血を吐いたこととか、銭に困っていることとか、そういうのが全部入っています。それでいて印象はきれいです。最終的に気持ちがいい。そういう詩を書けた人は、二千年近く続いた日本文化の中で。むしろ稀です。漱石はそういう人だったと私は確信しています。

漢文の文章については、自分のほうが上だという意識が子規にはありました。彼は何しろ、さっき申しましたように、母方の祖父にわーっと教えこまれています。漢文については絶対というような自信があったのです。漱石は一高生の時には、子規に漢文をしょっちゅう朱筆を入れて直してもらっている。

ところが、いま、漱石の漢詩と子規の漢詩を比べますと、むしろ漱石のほうが面白い。子規はそのぶん俳句と短歌でぐんと上まわっていました。漱石は英語の詩も多少書いていますが、これはいいものです。それからもちろん散文ですね。いずれにしても、彼らは肝胆相照らす仲だったのです。

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◆文章の骨格

(引き続いて・・・『正岡子規~五つの入り口』より抜粋)

正岡子規とか、あるいは尾崎紅葉とか、幸田露伴とか、夏目漱石とか、森鴎外とか、こういう人々の文章を読めば、彼らの文章の骨格をなしているのが漢文であることは、よくよくわかります。それに、非常に柔らかな肉として、和文が付いているのです。漢文と和文の二筋がなければ、日本語の文体はできなかった。

ところが、いまは、漢文という背骨もふにゃふにゃになったし、和文のほうもろくに生きてはいない有様になっていて、現代語だけが、いわば現代語のお手本になっています。

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GWの後半は、孫たちと一緒に日光に遊びに行く。今から待ち遠しい・・・。

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