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2012年3月 1日 (木)

≪漢詩鑑賞≫ 春夜雨を喜ぶ(杜甫)

E8455950

昨日は、身体を鍛えるべく、フィットネスクラブに行って1時間ほどトレーニングした。3階の窓の外には、雪から雨に変わった街を行き交う人々がいた。

今日は、雨が上がって、春らしくなるらしい。今朝は、杜甫の五言律詩『春夜喜雨~春夜雨を喜ぶ』を鑑賞する。この詩は、杜甫50歳の作、成都郊外で春の雨をうたっている。

当時(761年)、成都(現在の四川省成都市)は、飢饉や中原の戦乱からは遠く離れていて、物資も豊富だった。この恵まれた土地で、杜甫は自然に親しみ自然の中に入り込んでいる。

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春夜喜雨  春夜雨を喜ぶ

好雨知時節  好雨(こうう)時節(じせつ)を知り

當春乃発生  春に当って乃ち発生す

随風潜入夜  風に随って潜かに夜に入り

潤物細無聲  物を潤して細やかにして声無し

野徑雲倶黑  野径(やけい)雲は倶(とも)に黒く

江船火獨明  江船(こうせん)火は独り明らかなり

曉看紅濕處  曉(あかつき)に紅の湿(しめ)れる処を看れば

花重錦官城  花は錦官城(きんかんじょう)に重からん

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好い雨は、その降るべき時節を知っており、春になるとふり出して、万物が萌えはじめる。

雨は風につれて、ひそかに夜中まで降り続き、万物をこまやかに、音もたてずに潤している。

野の小道(野径)も、たれこめる雲と同じように真っ黒であり、川にうかぶ船(江船)のいさり火だけが明るく見える。

それは錦官城(成都の町)に花がしっとりぬれて咲いている姿なのだ。

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San282

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