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2012年3月19日 (月)

TBSドラマ『運命の人』~この番組はフィクションだが政治的意図を感じる

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◆フィクションですが

TBS日曜ドラマ『運命の人』(最終回:2時間)を観た。

70年代の“実話”をもとにして書かれたドラマであるが、原作は小説『運命の人』(山崎豊子作)である。

番組の最後に・・・「この番組はフィクションです」という“お断り”(予防線)があった。

フィクションだが、後味の悪いものだった。

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◆事件のあらまし

1972年衆院予算委員会で、社会党の横路孝弘議員が“外務省極秘電信”を暴露した。

西山太吉記者(毎日新聞)が、外務省職員から入手した“機密文書”を横路議員に流したことから、逮捕され2審で有罪になった。

所謂、「外務省機密漏洩事件」(西山事件)と言われていたものである。

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◆西山氏の記者魂

ドラマでは、“密約”を否定し続けた佐藤総理大臣を“悪役”に仕立てた。

そして、(本木雅弘さん演じる)西山記者を“正義の男”と描いた。

私は、西山氏の「真実を追求する」という記者魂は称賛する。

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◆政治家・佐藤栄作

一方では佐藤首相の「密約否定」の毅然とした態度も、政治家としては称賛に値する。

佐藤総理は、日米同盟に基づく<日本の安全保障>を、最優先していたのである。

どちらも、それぞれの〝正義”に基づいていたのである。

民主党政権の岡田外相が、「密約はあった」と嬉々としていたが、政治家としては、ツマラン男だ・・・。

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◆「密約」が抑止力になった

当時は、中国が核実験をするなど緊迫した周辺状況(冷戦構造下)だった。

日米の「(核)密約」なんて云うものは、“公然の秘密”であった。

“公然の秘密”ということは、中国共産党政権もそのことを“承知”していた。

だからこそ、「(核)密約」は抑止力となったのである。

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◆番組の政治的意図

「この番組はフィクションです」と言っても、最終回を観たら・・・釈然としない。

明らかに“偏向”していた。

①沖縄米軍基地の“抑止力”を、全く無視している事である。ルーピー鳩山元総理ですら学んだ「沖縄の安全保障上の地理的位置(=抑止力)」を無視して、“軍事基地撤去”一辺倒である。

②「米兵による少女暴行事件」を、「米軍基地」があったためと結びつけ「反米・反基地闘争」へと転化させた事である。米兵の犯罪と、「米軍の基地」の存在はイコールではない。

③さらに、「日本兵が中国で残虐なことをした」「沖縄の人を見捨てた」と云うセリフが、マインド・コントロールのように挿入されていた。

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