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2012年1月12日 (木)

米国に振り回されない日本のTPP戦略(『Voice』2月号)

Saitou_2

齋藤健衆議院議員(自民党)

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◆メルマガ『健ズバ!』

衆議院議員さいとう健さんの後援会(事務局)から「メルマガ健ズバ!」が届いた。いつもありがとうございます。

「初夢」(1月6日配信)に続いて、「Voice2月号にさいとう健の対談が載りました。」(1月11日配信)という内容である。

それで、早速『Voice2月号』(680円)を買って読んだ。

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◆米国に振り回されない日本のTPP戦略

これがテーマだが、サブには、「いまだ国内には多くの反対意見が渦巻いているTPP。なぜこれほど騒がれるのか。また「アメリカにいいようにやられるだけ」は本当かー。いま知っておくべき問題の本質を徹底議論!」とある。

柴田明夫氏(資源・食糧問題研究所代表)、飯田泰之氏(駒沢大学准教授)との3人による座談会(=鼎談)である。

さいとう健さんは、前回の総選挙(千葉7区)で、私が“勝手連”的に応援した自由民主党の衆議院議員である。当選して良かった、本当に・・・良かったと思う政治家である。

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◆賛否両論があるが・・・

TPPで、日本経済はどうなるのか?経済シロウトの私には、サッパリ分からない。

しかし、どうも最近のTPP反対派の議論はエキセントリックに感じる。

鼎談のテーマでもあるように、「米国に振り回されない日本のTPP戦略」が必要なのだが、TPP参加を“前提”として、TPP戦略を述べると、トタンに頭から「売国奴、従米」と来る。

全く議論にならない。

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◆本質を語る齋藤健さん

同じ選挙区(千葉7区)の衆議院議員・内山晃さんは、「TPP反対」「消費税増税反対」と叫んで民主党を離党し、新党をつくった。

しかし、これは当面の選挙を意識しての「反対表明」で、問題の“本質”を語ろうとしない。

“本質”から逃げているだけのように見える。

その点、齋藤健衆議院議員(自民党)は立派である。

堂々と“本質”を語ってくれる。

齋藤健さんが、通産省の官僚だった時代に、日米の“自動車交渉”を経験しているだけにその言葉には外交交渉の“現場を知っている”重みがある。

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◆問われる「政治家の力量」

齋藤健さんは、次のように語っている。

・・・きちんと交渉すれば、必ず達成することができます。

私はかつて政治家に仕える立場で外交交渉に当たった経験がありますが、最終的に決断する政治家がしっかりしていれば交渉は勝てる、という現実を知っています。・・・

今、TPPに参加(交渉)することは、「民主党政権には“政治的力量”がないから」大変不安だ。・・・これは、シロウトの私の率直な気持ちでもある。

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◆選択肢を重層的にもつこと

齋藤健さんは、次のようにも語っている。

・・・TPPは少し騒がれすぎですね。これは、とてつもない脅威でもなければ、これしかないという切り札でもない。

今後、アメリカも永遠に二国間協定をやらないというわけでもないでしょうし、ヨーロッパとアジアのあいだでそういった動きが出てくるかもしれない。

日本は、何が起こってもいいように選択肢を重層的にもつことが大事です。

もっと冷静に議論すればいいでしょう。

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≪斎藤健さんの言葉≫

日本はここ15年ほど、アメリカと厳しい通商交渉をやっていません。かつてアメリカと厳しく渡り合った経験をもつ政治家や官僚も少なくなっています。外交交渉に当たるには、政治家も官僚も、ベスト・アンド・ブライテスト(最良の最も聡明な人びと)を結集できるかどうかにかかっていますが、現政権の一連の言動をみていると、非常に不安です。普天間交渉一つみても、とても外交ができる人たちとは思えない。

TPPの検討は、一年ほど前、菅総理(当時)が「平成の開国」を打ち出して始まりました。しかし、実際に外交交渉を経験した立場から申しあげれば、「平成の開国」といった言葉を使うこと自体、考えられません。外交交渉においては、すべての国が「自分に悪いところはない。悪いのは相手だ」と迫ってくる。

「平成の開国」というのは、「私たちはこれまで閉鎖的でした。間違っていました」といっているわけで、その時点で劣勢に立っているわけです。「アジアの貿易をもっと盛んにして、経済を活性化させなくてはいけない。そのためには日本が参加しなければ困るでしょう」くらいの心構えでなければ交渉できません。

また、前原さんが「交渉がうまくいかなければ離脱すればいい」と発言しましたね。しかし、「離脱」という言葉を使っては、日本が悪者になってしまうので、「合意が成立しない」というべきです。合意が成立しないのは、みなに責任があるわけですから。言葉づかい一つとっても、国益を懸けた厳しい戦いができるとは、とても思いません。

・・・以上、斎藤健さんの発言(『Voice』2月号154P~155p)を一部抜粋・・・

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