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2012年1月28日 (土)

中庸の政治が理想だが・・・

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アリストテレスと孔子

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◆中庸とは何か?

中庸には、二つの「意味」がある。

①偏らないこと(不偏)

②常に変わらないこと(不変)

この二つが重なったところが“中庸”の本当の意味がある。

そして、この≪中庸≫こそが政治の理想である。

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◆ギリシャの四徳

古代ギリシャの哲学者(ソクラテス~プラトン~アリストテレス)たちは、四つの徳を明らかにした。

①智恵

②勇気

③節制

④正義

アリストテレスの倫理学では、徳の中心になる概念を≪中庸≫とし、過大と過小の両極端を悪徳とした。

例えば、『勇気』の過大は『蛮勇』で、過小は『臆病』である。

正しい行ないとは、極端な行為ではなく節度ある行為である。

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◆東洋(儒教)の五徳

ギリシアの四徳(智恵・勇気・節制・正義)が、その後の西洋人の考え方に大きな影響を与えた。

我々日本人の考え方に大きな影響を与えたのは、孔子の『儒教』である。

この『儒教』もまた、“節度ある行為”(中庸)を説いている。

①仁  仁に過ぎれば弱くなる

②義  義に過ぎれば固くなる

③礼  礼に過ぎれば諂いとなる

④智  智に過ぎれば噓をつく

⑤信  信に過ぎれば損をする

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◆政治においての中庸とは?

中庸は政治の理想であるが、それは、「どっちつかず」とか、「あいまい」「妥協」という意味ではない。

「中庸」の選択して、偏ることなく、常に変わらず実行することが大切である。

政治においての中庸とは、①≪不偏≫右でも左でもない、②≪不変≫文化伝統を守り、祖先に対する尊崇、家族や国を愛する心など(『教育勅語』の教え)を意味する。

即ち、政治においての中庸とは、≪保守主義≫のことである。

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◆共通項を求める

現実の政治においては、さまざまな価値観の違う政党が存在し、同じ党内でも個々には価値観が違うし、政策もまた違う。

違う中から、「共通項」を発見し、「最大多数の最大幸福」の原則に基づき“多数決”により、政策を(国会において)“決定”する。

これが≪中庸政治≫の役割である。

政治は“決定“して、“実行”することが重要で、その時の原則が“多数”を大切にする「最大多数の最大幸福」である。

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◆四つの価値観

国内においてすら違うのだから、外国(特に中国)とは価値観が対立する。

自民党政権で(麻生太郎外相時代)は、『価値観外交』(共通項としての4つの価値観)を提唱した。

①民主主義

②自由主義

③法治主義

④人権

中国には、『共通項』が無いのである。

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近年の総理大臣

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現在の総理大臣

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