« 民主党政権のダブル・スタンダード | トップページ | ≪書評≫ TPP亡国論(中野剛志著) »

2012年1月18日 (水)

職業(プロフェッショナル)倫理

Conzasho2

=======================

◆豪華客船の座礁事故

今朝、TBSみのもんたさんの『朝ズバッ』でやっていたが、イタリア中部沖で座礁した豪華客船コスタ・コンコルディア号のニュースについて一言。

公表された港湾監督事務所と船長との交信記録で、スケッチ―ノ船長(52)が自分だけ逃げていたことが明らかになった。

港湾監督事務所は、逃げた船長に激怒して「何をしているのだ」「船に戻れ」と命令していた。

(豪華客船・船長のもつ高潔なイメージが崩れた)

若狭弁護士によると、今は「(船の事故の場合)船長は最後まで船に残る」という法律は(日本の場合)無いそうである。

(ええそうなのか?と、みのさんも驚いていた)

日本人乗客は、「救命ボートの3割は乗組員だった」と証言している。タイタニック号の時と大違いである。

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

◆キーワードは「職業倫理」

最近のニュースを見ていると、「職業倫理」というものがキ―ワードである。

“倫理”というものは、“法律”で規定されていなくても、当然に、社会的な立場から守らなければならないもの。

政治家も、官僚も、新聞記者もそれぞれ問われているのは、プロフェッショナルとしての倫理観(=職業倫理)である。

それ故、「職業倫理」というのは、“法律”より優先されなければならないものである。

裁判所では、“法律”が優先されるだろうが、国民が求めているのは「職業倫理」ではないのか。

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

◆「政治資金規正法」と政治家

再び、『朝ズバッ』の話題だが、政治家・小沢一郎氏が、「(秘書を信頼しているので)収支報告書に目を通した事は一度もない」と言っていた。

民主党議員にアンケートをとったところ4人(小沢グループ)だけが、「(秘書に任せているので)確認はしていない」とのことだった。

法律では、「代表者(政治家)の収支報告書への署名捺印は必要ない」(若狭弁護士)ということである。

その意味では、小沢一郎は「法律違反」をしていないが、釈然としない。

つまり、“何億円という収支報告書”に一度も目を通さない事があってもよいのだろうか?

政治家の「職業倫理」を厳しく問うべきではないのか?

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

◆政治家と新聞記者の「職業倫理」

先日の日曜日に、ドラマ『運命の人』を観た。

これは、「核密約」の外交機密をすっぱ抜いた新聞記者西山氏の実話をもとにしたドラマである。(豪華なキャストで、ドラマとしては楽しめた)

私は、“わが国を守るため”に、当時の佐藤総理大臣のとった言動(=核密約を隠蔽すること)を評価している。(国家機密とは、「機密」であるから国益が保てるのだ)

一方、法律・ルールを破ってでも、“国家機密”を暴こうとした西山記者もまた評価できる。

どちらの「職業倫理」も、相争うが、(真木さんが演じた)女性の外務省職員が「職業倫理」を犯した。

Img_488829_12063501_0

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

◆官僚の「職業倫理」

官僚と言うのは、法律を熟知して、法律にもとづいて、法律に遺漏なきようにする“職業人”のことである。

官僚の「職業倫理」とは、あくまで(良くても悪くても)法律に忠実なことを意味する。

民主党政権が、「政治主導」といったが、彼ら(官僚)は、あくまで“法律”に忠実なだけで、“政治家”に忠実な訳ではない。

(これは、政治家・議員が錯覚しやすいところだ)

経産省の木村某元審議官が、株のインサイダー取引(妻名義で)で逮捕されたニュースがあったが、これは100%「法律」違反であり「職業倫理」にも反している。

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

◆オフレコと「職業倫理」

少し前になるが、沖縄防衛局長が(沖縄少女暴行事件を連想させる)「不適切発言」をやらかして更迭された。

これは、防衛局長と地元記者とのオフレコ「居酒屋談義」を、琉球新報の女性記者がオフレコを破って記事にしたものだ。

通常、マスコミは「次の情報がほしい」から、敢えてオフレコにするものだが、オフレコを破って記事にしたのは、それなりのニュースとしての「価値」があったからだろう。

酒を飲んで「不適切発言」をやらかした官僚が、馬鹿なだけ・・・。

オフレコと言えば、日本の主要マスコミ・メディア自体が、韓国や中国の事となると“オフレコ”が余りにも多いと、感じている。

====================

|

« 民主党政権のダブル・スタンダード | トップページ | ≪書評≫ TPP亡国論(中野剛志著) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564386/53764634

この記事へのトラックバック一覧です: 職業(プロフェッショナル)倫理:

« 民主党政権のダブル・スタンダード | トップページ | ≪書評≫ TPP亡国論(中野剛志著) »