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2011年12月18日 (日)

『日本人の矜持~九人との対話』(藤原正彦)

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コーヒーを飲みながら面白い本を読む。至福のひとときである。昨日は、藤原正彦先生の対談本『日本人の矜持』(新潮文庫)を読んだ。興奮を覚えた。この興奮は、例えば、武者小路実篤の小説『愛と死』を遠い昔(中学生のころ)に読んだ時の興奮と似ている。

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≪読書メモ≫『日本人の矜持~九人との対話』

◆齋藤孝(教育学者・明治大学教授)

(齋藤)「日本人らしさ」をつくるのはDNA的な血ではなく、日本語という言語ですからね。

(藤原)まさに「祖国とは国語」で、そこがすべての原点なんです。

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◆中西輝政(国際政治学者・京都大学教授)

(中西)アメリカは単純な論理主義ですから、ロシアや中国の「欺瞞の文化」に簡単に騙されやすいのです。

(藤原)歴史的に見ると日本はアジアの一国といえず・・・イギリスも同じで、イギリスでヨーロッパといえば大陸のみを指し、自分たちは入りません。

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◆曽野綾子(作家)

(藤原)小学一年生に「学校」という漢字を教えたら、難しいから傷つくという議論まであった(笑)。

(曽野)人間が傷つかずに生きていけると思っているんですね。

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◆山田太一(脚本家・作家)

(山田)今、自然がまた「思い知れ」と言っているような感じがします。

(藤原)そうですね。人間よ威張るな、傲慢さを捨てろ、と。こういうことに関しても、日本人というのは答えを幾つも持っていると思いますね。

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◆佐藤優(起訴休職外務事務員・作家)

(佐藤)謀殺には流儀があって、CIAの系統は交通事故、KGBの系統は自殺に見せかけるのがセオリーなんですが、イギリスの場合は流派がわからない。逆に言うと、それほど上手にやるんだと思います。

(藤原)紳士の国イギリスでは、伝統的に世界一の諜報大国です。相手をやっつけるのに武力を用いるのは愚で、情報戦により戦わずしてやっつけるのが賢い、という発想からです。

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◆五木寛之(作家)

(五木)ギリシャ悲劇にも「涙は魂を浄化する」というカタルシス理論がありますね。健康で前向きな歌をうたえば元気になるという考え方は単純すぎる。悲しい人には悲しい歌が必要なのです。

(藤原)不思議なことに、悲しい歌には力がありますよね。

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◆ビートたけし(映画監督・タレント)

(藤原)数学をやる上で一番重要なのは、やはり美的感受性なんです。・・・例えば、「もののあわれ」とか、ああいう考え方は世界に恐らくない。あっても日本ほど鋭くない。そういう感性があるから、文学と数学はすごい。

(たけし)理系、文系なんて関係ないわけですね。

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◆佐藤愛子(作家)

(佐藤)卑怯ということを教えなくなったために、判断の基準が損得ばかりになっていますね。

(藤原)日本人の武士道精神は、もともと金銭というものを低く見てきた。フランシスコ・ザビエルが日本に来てまず驚いたのは、日本人は貧しいことを恥ずかしがらないということでした。

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◆阿川弘之(作家)

(藤原)武士にはないですね。町人にはありましたが。ユーモアは英国では紳士の品質証明です。

(阿川)藤原さんも書いているけど、危機的状況になったときに最も値打ちを発揮するのがユーモアだという。ただのシャレや笑い話じゃなくて、英国人にとって深い意味を持つんですね。

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