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2011年12月11日 (日)

≪漢詩鑑賞≫碩鼠(せきそ)無名氏

春秋戦国時代の中国

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◆採詩(さいし)の官

この詩は、“重い税に苦しむ人々がその国の君主を誹謗した歌”と解されている。

ところで、周の最盛期には、『採詩の官』という役人がいた。(秦・漢以後は、採詩官は廃止された)

各地をまわって民間の歌謡・詩を集めて朝廷に伝えるのが、この『採詩官』の役目である。

詩を政治の参考としていた。

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◆詩経(しきょう)

詩は中国文学の華といわれる。詩は歴史でもあり、大河の流れにも似ている。詩は元々庶民の素直な喜怒哀楽の感情から発生した。

中国最古の詩集は『詩経』である。

『詩経』の詩は、すべて作者不詳である。そして詩の内容や歌われた背景を踏まえて、風・雅(小雅・大雅)・頌に大別され、風の詩は、黄河流域の13か国に分類される。

この詩・碩鼠は、詩経~「魏風」の中にある。

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碩鼠(せきそ)  無名氏 

碩鼠碩鼠無食我黍  

三歳貫女莫我肯顧

逝將去女適彼樂土

適彼樂土爰得我所

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●碩鼠よ碩鼠 我が黍(きび)を食(は)む無かれ

●三歳女(なんじ)に貫(つか)うれども 我を肯(あえ)て顧みる莫(な)

●逝(ここ)に将(まさ)に女(なんじ)を去りて 彼の楽土に適(ゆ)かんとす

●彼の楽土に適(ゆ)かば 爰(いずく)にか我が所を得ん

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※碩鼠 大きなネズミ、従来、重税を課して民を苦しめる君主、または私服を肥やす役人  ※三歳 長い年月  ※貫う 仕える  ※楽土 ユ―トピア  ※我が所 我が安らぎの場所

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