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2011年10月15日 (土)

グローバリズムorナショナリズム?

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◆議論パフォーマンス

TPP問題で、野田総理の“指示”で、民主党内の議論がようやく始まった。

党執行部としては、ガス抜きのための“議論”開始である。

議論はようやく始まったが、専門家ですら“TPPの未来像”は予測できない。

それ故、選挙を気にする議員心理としては、難しいTPPの議論は避けたいのがホンネである。

それ故、「真摯に議論をしています」という議論パフォーマンスというだけである。

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◆何も見えて来ない議論

TPP反対派議員にしても、「それなら」と党を割って出ていく覚悟はないようである。

議論は分かりにくいし、永久に“かみ合わず”に終わる。党内は一本にまとまる事はない。

自民党も同じである。

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◆保守とは?

何処の国にも、それぞれの国柄があり文化伝統がある。

それぞれの国の先人を敬い、国家や家族を大切にするのが“保守”の意味である。

日本における“保守”とは、自意識の上では、ほとんどの人が保守であり、愛国者である。

守るべきは文化伝統は守り、改革すべきは改革する。

すなわち“改革派保守”こそが私が求めている保守の“真髄”ではないかと考える。

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◆思想の混乱(1)

だから、保守とは日本人のアイデンテイテイである。

保守は愛国者であるが、単純な国粋主義者のことではない。

グローバリズムorナショナリズム?あるいは、米国or中国?そのような二者択一の次元ではない保守とは“中庸”なのである。

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◆思想の混乱(2)

TPPの議論を見ると、極めて感情的に「親米派」と「反米派」に分かれている。

野田総理と前原政調会長は概ね「親米派」に一応分類され、党を割らずに反対派の「ガス抜き」を試みている。

一方の反米派は、中国を後ろ盾にする「親中派」と、日本の独立自尊を主張する「国粋派」に細分される。

お互いに反目しながら、TPPには“断固反対”で一致している。

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◆TPPの未来図(1)

TPP反対派の論調は、正論である。

正論ではあるが、それが実際にどうなるかは、日本の国力次第である。

国力とは、経済力ばかりじゃない。『軍事力』、『政治外交力』、『精神力』など総合的な国の力の事を意味する。

TPP問題とは、本質的にグローバリズム(国際協調)とナショナリズム(国益)のせめぎ合いであるが、我が国の底力が試されているのである。

進んでも退いても、厳しい現実が待ち構えているのである。

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◆TPPの未来図(2)

民主党は野党時代には、お気楽に「国民の生活が第一」などと綺麗事を言って日本の将来像を描くことを怠っていた。

野党だから気楽に反対して居れば済んでいた。

だが、今度はそうはいかない。

TPP問題は、参加する・拒否するにせよ日本の将来図に深く関わる問題である。

このまま、ズルズルと、「慎重に議論をしましょう」というだけで済む話ではない。

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