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2011年4月20日 (水)

有権者は「政治」に何を求めるか?~3.11大震災以降の「意識」変化

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◆「変化」から「安定」へ

東日本を襲った地震と津波、そして原発事故。未曾有の大災害である。

3・11を境にして、日本国民の政治意識は大きく変化した。

3・11を境にして、「政治に何を求めるのか?」という日本国民の意識は、「変化願望」から「将来の安定願望」へと変化したのである。

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◆有権者は政治に“変化”を求めていた

自社による55年体制が終焉すると、政治状況はそれまでの保守対革新、あるいは右翼対左翼というカテゴリーでは説明できなくなった。

有権者は、漠然とした閉塞感を感じていた。

その閉塞感の正体は、“既得権益”であり“官僚機構”である。

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◆国民の“変化”願望

小泉純一郎は、国民の“変化への願望”を先取りし、「自民党をぶっ壊しても」改革をやると言い、「郵政民営化」を掲げて小泉自民党は劇的に大勝利した。

4年後の総選挙では、小沢一郎の陣頭指揮の下、鳩山民主党の熱狂的な大勝利となった。

民主党は、「脱官僚」「政治主導」などを掲げて、(2年前の夏)政権交代に成功したのである。

つまり、キーワードは“既得権益”、“官僚機構”の打破である。

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◆震災前の政治状況

しかし、鳩山由紀夫から菅直人へと民主党政権が続く中、民主党は国民の支持を失った。

何故なら、「天下り根絶」も「公務員2割削減」も、一つも実行されない。

「民主党政権でも、何も変わらないではないか!」国民の不満があったからである。

しかし、自民党の支持率は上昇しない。

昨年までは、民主党が低迷する代わりに、みんなの党などが躍進した。

名古屋では、「公務員削減」「減税」を掲げる河村市長のグループが躍進した。

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◆大震災がもたらした意識の変化

大震災直前には、菅直人総理の「外国人違法献金」が発覚し、民主党政権は絶体絶命の中にあった。

3・11の大震災は、国民の政治意識に大きな変化を及ぼした。

それまでの“変化願望”は吹っ飛んでしまい、将来の生活の安定を求めるようになった。

未曾有の災害に、今は政治の「改革」よりも、「復旧・復興が優先」という意識、官僚を使いきれない菅総理の「政治主導」への疑問、将来への“不安感”が広がったからである。

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◆国民有権者のニーズに鈍感な菅内閣

日本各地からは、「頑張れ東北!」「頑張れ日本!」と支援の輪が広がっているが、政府からは、『復興の青写真』は示されていない。

菅直人は、昭和20年8月15日と、今回の3月11日をダブらせて、(この国難に)「国民は団結して」「立ち上がろう」と国民に説教を垂れた。

菅総理!説教はいいから、辞めて下さい。

震災後、漠然と「未来への不安感」を感じている国民が、政治に求めるモノは「刹那的」なマニフェストの実施(?)などではない。

政治に何を求めるか?それは、「安心できる未来」なのである。

与野党共に、3.11大震災以降の「意識」変化に気づくべきである。

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<毎日新聞の調査より>

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