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2011年3月10日 (木)

<漢詩>讀山海經(山海経を読む) 陶潜

◆老後の生活を愉しむ“達人”

この詩は、役人生活に希望を失った陶潜(陶淵明)が、役人を辞し隠居の生活をしている時の作である。

隠居暮らしの良さ、晴耕雨読の生活の〝喜び”が表現されている。

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 讀山海經   (山海経を読む)    陶潜

孟夏草木長  孟夏(もうか)草木長じ

繞屋樹扶疏  屋を繞(めぐ)りて樹扶疏(ふそ)たり

衆鳥欣有託  衆鳥託(たく)する有るを欣(よろこ)び

吾亦愛吾廬  吾も亦吾が廬(いおり)を愛す

※初夏の頃、草や木は成長し、家の周りの木々も、枝がのび葉がふさふさと茂った。鳥どもは身を寄せる塒(ねぐら)ができたのを喜び、私は私で、この自分の廬が気に入って楽しく暮らしている。

既耕亦已種  既に耕して亦(また)已(すで)に種(う)え

時還讀我書  時に還(ま)た我が書を読む

窮巷隔深轍  窮巷(きゅうこう)深轍(しんてつ)より隔たり

頗回故人車  頗(すこぶ)る故人の車を回(めぐ)らす

※畑を耕したり、植えたり、時には我が愛蔵の書『山海経』を読むのである。奥まった狭い露地裏は重いわだちとは無縁、ただ友人の車だけが、よく訪ねて来てくれる。

歓言酌春酒  歓言(かんげん)して春酒を酌(く)み

摘我園中蔬  我が園中(えんちゅう)の蔬(そ)を摘(つ)む

微雨従東來  微雨(びう)東より来(き)たり

好風興之倶  好風(こうふう)之と倶(とも)なり

※友人と談笑し、春にかもした酒を共にくみかわし、畑の野菜を摘んで、酒の肴にする。折しも東の方から小雨が降ってきて、気持ちの良い風もそよいで来る。

汎覧周王傳  汎(あまね)く周王の伝を覧て

流観山海圖  流(あまね)く山海の図を観る

俯仰終宇宙  俯仰(ふぎょう)して宇宙を終う

不樂復何如  楽しからずして復(また)何如ぞや

※周王の物語を拾い読みしたり、山海の草木や鳥獣の図をあちこちながめたりしていると、またたくまに、無限の空間と時間を一巡りする。これが楽しくなくてどうしようぞ。

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