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2011年3月 4日 (金)

仁者は憂えず、智者は惑わず、勇者は懼れず

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民主党内の対立は、生死を賭けた権力闘争である。菅政権は生き残りを賭けて、「解散する」可能性が強まった。

菅直人にとって、敵は自民党でも公明党でもない。敵は「小沢軍団」であるという認識がある。つまり、「総選挙」によって小沢軍団の“壊滅”と同時に、「政界再編」後の延命を図ろうとするものである。

「解散」すること自体は「善い選択」であるが、わが国のトップリーダーの脳裏には、「この国をどうするか?」という概念はまったく無い。

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◆政治リーダーにとって、理想の美徳とは?

仁者は、道理に従って正しい道をいき、私利私欲がないから、どんなことが起こっても悩むことはない。(仁者は憂えず)

智者は、物事の道理に明るく、是非や善悪の判断が的確であるから、どんなことが起こっても迷わない。(智者は惑わず)

勇者は、義によって物事を決行し、やましいところがないから、何ものにも恐れない。(勇者は懼れず)

君子(トップ・リーダー)の理想の美徳として言われている三点である。

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◆美徳変じて悪徳となる

政治家が、選挙で敗れて語る言葉が、「この度は、不徳のせいで(選挙で敗れ)・・・」と反省するのであるが、これは「徳」を持っていなかったという“自白”でもある。

「徳」とは、仁・義・礼・智・信という五徳をさすのだが、これらの「美徳」が過ぎたる故に「悪徳」に変質したのであって、政治家が「徳」を持っていなかったのではなく、過ぎたる「徳」を持っていたからである。

仁は過ぎれば弱くなる。義は過ぎれば固くなる。礼は過ぎれば諂(へつら)いとなる。信は過ぎれば損をする。

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◆政治家の“善き行為”とは?

政治家の“善き行為”とは何か?やはり中庸が良い。「過ぎたるは猶お及ばざるがごとし」である。(薬も過ぎれば毒となる)

以前「ギリシアの四徳」でも述べたが、プラトンは智恵、勇気、節制、正義の四徳について議論し、アリストテレスは、「徳」(=中庸)がいくつか反対物を持ちうる事を指摘した。

例えば、「勇気」(=中庸)の対極には、「臆病」と「蛮勇」とがある。

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◆「民主党政権」に何を望むのか?

昨年の民主党・党首選挙での菅直人、小沢一郎両候補の演説は、「高校生の弁論大会」のレベルであった。美辞麗句を弄するも、野心あって志がなく、何一つ“感動”は伝わらない。

人望(人としての魅力)がない菅直人氏が、この国のリーダーになって、小沢派との権力闘争はますます激化し、政治は混迷している。現職大臣の前原、蓮肪、野田氏らの「政治資金問題」がニュースになっても驚くこともない。

もはや、「民主党政権」に何を望むのか?と問われても、何一つ望むことはない。

望むらくは、トップリーダー(内閣総理大臣)潔く「不徳を認め」国民に信を問うことだけである。

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