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2011年2月26日 (土)

漢詩  絶句 杜甫

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年をとると、時間が経つのが早いと言われるが、そう思う。

日記(10年)を書いていると、去年の今頃が、昨日の事のように思われる。たいした進歩もない人生である。

「今春看(みすみす)又過ぐ」(杜甫53歳の作)の気持ちが少し理解できるようになってきた。

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

 絶句  杜甫 <五言絶句>

遅日江山麗  遅日(ちじつ)江山麗(うる)わしく

春風花草香  春風花草香(かんば)し

泥融飛燕子  泥(どろ)融けて燕子飛び

沙暖睡鴛鴦  沙(すな)暖かにして鴛鴦(えんおう)睡(ねむ)る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

暮れるのが遅い春の日に、川も山もうるわしく

春の風にのって、花や草の芳香が匂ってくる

泥がとけたので、燕は巣作りのため飛び交い

川べりの砂も暖かくなったので、おしどりがその上で眠っている

☆・・・・・・☆・・・・・・☆・・・・・・☆

 絶句  杜甫 <五言絶句>

江碧鳥逾白  江碧(みどり)にして鳥逾(いよいよ)白く

山青花欲然  山青くして花燃(も)えんよ欲す

今春看又過  今春(こんしゅん)看(みすみす)又過(す)ぐ

何日是歸年  何れの日か是れ帰年ならん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

錦江の水は深いみどり色に澄み、そこに遊ぶ水鳥はますます白く見える

山の木は緑に映え、山は燃え出さんばかりに真っ赤である

今年の春もみるみるうちに過ぎ去ってしまおうとしている

いったい、いつになったら故郷に帰れるときが、やってくるのであろうか

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Photo

大窪由郎・63歳の春・・・なんちゃって!

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コメント

杜甫の詩に
井をうがてば、そりよう交じる
渠を開けば竹根断ゆ・・・
というのがあると記憶しているのですが、
全文、タイトル等がわかりません。
ご存知でしたらご教示いただきたいのですが。
その現代語訳も
よろしくお願いします。

投稿: | 2011年9月22日 (木) 20時43分

杜甫の詩に
井をうがてば、そりよう交じる・・・
というのがあると記憶しているのですが、
全文とタイトル、現代語訳がしりたいのですが。
ご存知でしたらご教示ください。
よろしくお願いします。

投稿: | 2011年9月22日 (木) 20時46分

杜甫の詩に
井をうがてば、そりよう交じる・・・
というのがあると記憶しているのですが、
全文とタイトル、現代語訳がしりたいのですが。
ご存知でしたらご教示ください。
よろしくお願いします。

投稿: 篠 順 | 2011年9月22日 (木) 20時47分

お聞きしたいことがあり、メールしました。
一昨年、書家の私の叔母がなくなり、形見分けに書をいただいてきたのですが、その内容が分かりません。
現在私の部屋に飾ってありますが、意味を分かっていないと叔母に申し訳ない気がして、インターネットで調べても見たのですが良く分かりません、漢詩の五言絶句のように思うのですが、内容を教えていただけないでしょうか?
文面は「気象生詩筆 波爛動酒尊」です。
宜しくお願いします。

投稿: 松岡良介 | 2012年3月 2日 (金) 17時11分

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