日本神話~日本は神様が創りたまえし神国である
◆何処にもある神話(民族のルーツ)
子どもの頃、明治生まれの母親から日本に伝わる神話を聞かされた。小学校に上がると、教科書から「神話」は、消えた。
中学校で学ぶ歴史は、縄文時代から弥生時代と言う・・・“無味乾燥”なもので、神武天皇も登場しない。まして神々の時代は、「史実」「史料」が無いという理由でカットである。
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◆ギリシア神話
小学生5年生の頃、高野義兄と本屋に行き、ヨーロッパ人のルーツと言える『ギリシア神話』という本をプレゼントしてもらった。
(本当の事言えば)日本の神話の本が無かったためである。それにしても、どの神話も実は、争いがあり葛藤があり、とても“人間くさい”ものである。
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◆日本の国土を創生した神々
太古の昔、天地がやっとおぼろげながら分れたとき、高天原(天上界)に天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)をはじめ五柱の神が生れた。
神世七代までにおおよその姿が出来あがったが、大八島国(おおやしろのくに)=日本列島を完成させたのは伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の夫婦神である。
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◆天岩戸に隠れた天照大神
父のいざなぎは、姉の天照大神には高天原を、次の兄の月読命(つきよみのみこと)には夜の国を、そして諏佐之男命(すさのおのみこと)には海原を治めるよう命じた。
諏佐之男命は、父の命に従わず数々の狼藉を働いたために、天照大神は激怒して天岩戸に隠れてしまう。<天の岩戸伝説である>
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◆神々の系譜
国土創生の基礎固めをした「別天津神」(ことあまつかみ)
天之御中主神(あまのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみすびのかみ)、神産巣日神(かみむすびのかみ)の三柱は、そのお姿えお地上には直接現しませんでした。
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◆神代七代
その次に日本の国がまだ海に漂っていた時に、現れたのがうましあしかびひこじのかみと、あめのとこたちと言う神様でした。
最初のご夫婦の神は、いざなぎの神といざなみの女神です。ここまでを<神代七代>と呼びます。
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◆神武天皇
今年は、神武天皇が即位されて2671年(皇紀)になります。
神武天皇は、天照大神から数えて5代目になります。
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◆大国主命(おおくにぬしのみこと)
大国主命(因幡の白兎を助けた慈悲深い神様)は、天照大神の弟・すさのうのみこと(高天原を追われ、後に八俣の大蛇を退治する)の六代目の孫と言われています。
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◆天翔ける日本武尊上・下(神渡良平著)
神渡良平先生の『天翔ける日本武尊』(致知出版社)は、日本人のルーツを探る日本草創の神話に登場する英雄ヤマトタケルを中心に、この国を切り拓いた物語である。
神渡良平先生は著書の「終わりに」で次のように記している。
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◆文学はもの言わぬ神の意志に言葉を与えることである
歴史は日の当たる者と日の当たらない者、恵まれた者と恵まれない者、持てる者と持たざる者の間に葛藤が続き、それが血を血で洗う戦いにまで発展したことが多かった。
ところがその葛藤が、日本の場合には、幸いなことに、歴史の当初において、天照大神と素戔鳴命(スサノオノミコト)の間で乗り越えられ、歴史的和解に至っていた。
だからこそ『和をもって貴しとなす』ことが受け入れられる精神的土壌が出来あがっていたのだ。 「終わりに」より
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日本武尊(やまとたける)は、第12代景行天皇の皇子である。
大和は国のまほろば たたなづく 青垣(あおがき)山隠(やまごも)れる やまとしうるわし
・・・・これは、英雄・大和武尊の望郷の歌である。
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コメント
こんにちは。こどもに読み聞かせする絵本をさがしていて、こちらに辿り着きました。掲載されているイラスト、登場する神様たちが生き生きとしていてとても素敵ですね。極端に美形化されていないし、重々しすぎる感じもなく、さわやかでいいです。
このイラストは、『天翔ける日本武尊』という本に載っているのですか?
突然すみません…
投稿: しろ子 | 2011年10月 4日 (火) 11時45分