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2011年1月23日 (日)

劉邦に負けた項羽の話<三国志>

◆小沢一郎と仙谷由人の戦い

中国の三国志に登場する項羽と劉邦の戦いは面白い。

項羽は、軍事的な優位、幾度かの圧倒的な勝利にもかかわらず、劉邦の巧みな計略に落ちて壮烈な最期を遂げる。

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◆小沢一郎(項羽)と仙谷由人(劉邦)

負けん気で人を信用しない項羽は、元来「書は以て名姓を記するに足るのみ」として学問もせず、ただ兵法にのみ興味を示した。

人の使い方がうまい劉邦は、何度か壊滅的な打撃を受けるが、項羽を包囲し(「四面楚歌」)、最期には項羽を破るのである。

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◆垓下の歌  項羽

力(ちから)山を抜き気世を蓋(おお)う 

時利(り)あらず騅(すい)逝かず 

騅の逝かざる奈何(いかん)すべき 

虞(ぐ)や虞や若(なんじ)を奈何せん

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◆項羽の悲劇

負けん気の天才・項羽(小沢)は、「四面楚歌」の現実を認めたくない。俺が悪いのじゃない。天が味方してくれないのだ。おまけに愛馬騅(すい)がもはや動こうとはしない。

この歌には、過去の栄光と現在の不利な状況を嘆く英雄・項羽の気持ちが込められている。

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◆大風の歌  漢の高祖(劉邦)

大風(たいふう)起こりて雲飛揚す

威(い)海内に加わりて故郷に帰る

安(いずく)にか猛士を得て四方を守らしめん

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◆駆け引きの巧みな劉邦

劉邦は、農民として生まれ、若いころは無頼な生活を送る遊侠の徒であったが、秦末の乱に乗じて挙兵し、連合して秦軍ろ戦い、いち早く関中(かんちゅう)に入って有利な位置を占める。

秦滅亡後は、項羽と凄まじい戦いを繰り広げる。宿敵・項羽を倒したが「功臣の動きが不穏である」と感じた劉邦が、「決して裏切らない忠誠なる猛士」を求めた歌でもある。

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4_004

<朝陽の当たる千葉都市モノレール>

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